2013年10月15日
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第七章BDオーディオコメンタリー感想

Written By: トーノZERO連絡先

  • 浣腸とかオムシスとか、そんな話ばかりで始まる。やはりオムシスはアレが原料なのか?
  • 艦長のありがとうで終わるオーディオコメンタリー。泣ける

「割と中身が面白かったからいいか」

「いいのか」

終わりの話 §

「この人達のヤマトは終わったわけで、そこはいいなあ」

「君は終わってないわけ?」

「自分のヤマトをまとめないと終わらない。小説形式で既に1000行近く書いてあるよ。特に出だしと結末部分はかなり書けている」

「どんな結末?」

「うん。たぶんヤマトものとしては前例が無いであろう、という結末」

「ヤマトのお約束を破棄した作品?」

「そうじゃない。実は最後に至るまでは凄く忠実に古代視点でヤマト1974をなぞる内容。古代(進)視点なんで、古代(進)がいない場面は基本的に出てこないけどね。たとえば、冥王星海戦は出てこない」

「ひっくり返るのは最後だけ?」

「本格的にひっくり返すのは最後だけ。でも、できるだけ全ての展開にプラスアルファするように努めている。同じ出来事が起こるが、できるだけ原作に無い何かを付け加えようと思って書いている。同じだと読む人がつまらないからね」

「たとえば?」

「たとえば真田が万能工作機械の自慢をするときに原作ではアストロバイクしか作らないが、ミニヤマトのキットを島がリクエストようにした。そして、あとで弟に渡す目的でもらってしまう」

「他には?」

「アナライザーがヤマトに乗るにあたって、乗りたがる理由、自分で判断できる理由、沖田が実際に乗せる理由を追加した」

「そういう追加の工夫を入れるわけだね」

「そうだ。ほぼ全てのシーンにできるだけ、そういう工夫を入れるようにした」

「最後はどこからひっくり返るの?」

「サンザー到着」

「なんでサンザー到着から話が大幅に変わるの?」

「それはね。本質的な物語のねじれを解消しようとすると、サンザーの意味合いそのものが変わってしまうからなのだ」

「へー」

「だってさ。14万8千光年も先にメンタリティが同じ人間が住んでいるのはおかしいだろ。地球上に限っても、メンタリティの違う人種はゴロゴロいるんだぞ」

「じゃあどうするわけ?」

「ネタバレは野暮なので、これ以上は語らない」

「ってことは君は何が言いたいわけ?」

「自作品では無いよ。オーディオコメンタリーについて」

「具体的には?」

「結局さ。オーディオコメンタリーで相反する2つの感情が沸いたわけ」

「なに?」

  • なぜ自分が2199ヤマトの作り手の集団側にいないのだろう
  • アニメを作る側に自分が行くのは何か違う

「分かりにくいな」

「まあ自分が作り手の集団側にいない理由は単純明瞭なんだけどね」

「その理由とは?」

「アニメに関して単なる客の立場から更に踏み込もうとしたことが実は1回も無い。だからどこらどう切ってもスタッフ候補に入る確率すらゼロだ」

「選ばれないどころか、候補に入る確率すらゼロなんだね」

「だからね、奇跡は起こるものではありません。起こすものですっていうのなら、起こそうとしていない奇跡は起こらない」

「ぎゃふん。じゃあ、これは意味の無い感想?」

「意味は無い」

「なんで意味は無いのに言うわけ?」

「だってさ。キャストの俳優から、あなたファンですね、って言われたいじゃないか」

「そこかよっ! でも2つ並べると矛盾した感想だね」

「そうだね。人間なんてそんなものだ。そもそも矛盾している」

「じゃあ確認しようか。君の考えるヤマトをアニメにしたいという欲望はないのかい?」

「無い」

「なんで?」

「抽象的な内容を含んでいるから。そういうものは、絵に重点を置くアニメや漫画のような表現形式に馴染みにくい」

「なんで馴染みにくいの?」

「抽象的な概念にはビジュアルで分かりやすい外見が存在しないから」

「たとえば?」

「ぬりかべ。暗闇で先に進めない出来事が本来の原義なのだが、石の大きな壁の妖怪キャラクターのビジュアルを与えられた瞬間、壊して先に進めるものになってしまった。進めないことを表現していたのに、進めることになってしまった。これは本来ならおかしい」

「ビジュアルな外見を与える方法以外の方法を使えばいいんじゃない?」

「その通り。それを表現する方法論はある。ただし、無理に絵で表現しようとするよりも、小説で書いてしまった方が楽」

「つまり、楽がしたいってこと?」

「厳密に言えば、ちょっと話が入り組んでいる」

「というと?」

「自分は小説を書く以上は小説でしか描き得ないものは何かを考えた。その結果、目には見えない感情や抽象概念を扱うのが良さそうだと思った。今回、自分なりのヤマトも結果的に目には見えない感情や抽象概念に収斂しそうだったので、そのまま小説形式にはまった、という感じだ」

「それはアニメのシナリオではダメなのかい?」

「ダメだな。だって、アニメのシナリオは最終的にビジュアルになるものなんだぜ」

「つまり、小説形式で書いているのは、アニメを作る予算が無いからでは無く、そっちの方がしっくり来るからなんだね?」

「そうそう。小説はアニメの代用品ではない」

オマケ §

「以下はカット」

「なんで?」

「長くなりすぎると本質がぼけるからさ。違う話が割りこんでもね」

「島と山崎の話が第26話からカットされたのと同じ理由だね」

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