Subject: メルダ・ディッツ少尉のイメージソースはゴーバリアンのメリアであるという仮説
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20131026084456
名前: ほしまる
本文:
トーノ・ゼロさま、こんにちは。海自海軍ネタのほしまるです。
旧作ではガミラスからイスカンダルに向かう間にヤマトは艦の修理をして第三艦橋も修復済みでマザータウンの海に着水します。一方2199では艦首回りなどに損傷したまま着水しています。
これを海自・海軍風に解釈すると旧作の方がリアルなのでは?と思うのです。というのも海軍・海自は艦体の汚れにうるさく、始終ピカピカにしておく習性があるのです。まして遠路はるばるやってきた友好的な星に入港する前には「ボロボロのまま入港できるか!」と一喝のうえ、整備・再塗装などを済まして入港したのが旧作の描写だったのではないか…決して作画ミスでは(以下略)。レイテ沖海戦の前に武蔵がわざわざ再塗装したエピソードなどもあるので、ヤマトも頻繁に塗り替えていたのではないか。だから喫水線と艦首ミサイルの発射孔の塗り分けがコロコロ変わるのではないか。決して作画ミスでは(以下略)(しつこい)などと台風の休日に妄想してみました。
「ナイスだ、ほしまるさん」
「何か言いたいことがあるわけ?」
「過酷な宇宙空間では随時塗り直しが行われていても不思議ではない」
「でもさ。塗り直しするからと言って、塗り分けの変更をすると思う?」
「うむ。問題はそこだ。通常喫水線のラインは変化しない。積載した物資の重量などが変化して実際の水のラインは変化するにしても、平均的な設計上のラインは変化しないのだ」
「うん」
「ところが、宇宙戦艦ヤマトは宇宙戦艦なので、実は喫水線の概念が存在しない。あくまで下半分が赤いのは旧大和の配色を踏襲したものに過ぎない。つまりデザインに過ぎないのだ」
「デザインに過ぎないとどうなの?」
「実は、以下のような状況は日常茶飯事なのだ」
- デザイナーがデザイン行う
- その通りに技術者が作る
- やっぱここはこうして、と変更指示が出る
- 予定外の作業発生。別に問題があるとは思えないけれど、デザイナー様の指示だから泣きながら残業して必死に直す
- ちょっと違うな。元に戻して、と変更指示のキャンセルが出る
- やっと終わったと思った現場は騒然。血の涙で泣きながらまた直す
「なんだよ、それは」
「だからさ。塗り直すごとに細部の解釈が変化することはよくあることで、そういう意味で宇宙戦艦ヤマトの塗り分け線も揺れていた可能性がある」
「もしかして、艦首だけ赤い塗り分けも」
「一時的に採用された特殊な塗り分けかも知れない」
「そんな馬鹿な!」
「問題は誰がその指示を出していたかだ」
「塗り直しは誰の管轄だろう」
「修理に準じる作業だから真田ではないか」
「でも真田さんはデザイナーではないよね」
「そうだ。ならば誰だ」
「ヤマト2199なら中心線で分割したがる真田と、黄金分割比で分割したがる伊東の対立とかありそうだね」
「しかし、塗り分け線が揺れるのはヤマト1974の話なのだ」
「では1974の誰が?」
「あ、ヤマト1974で唯一美術品にうるさそうな男がいた」
「だれ?」
「ゲール。ドメルに調度品を壊されていた」
「うるさそうだけど、趣味も悪そうだ。ってか、ヤマトには口出しできない立場だよ!」