「うちには2台のサーバがある。いずれもWindows Server 2012 R2にアップグレードした。その記録だ」
「うん」
「1台目のerikaちゃん。Windows Server 2008 R2からアップグレード。死ぬほど時間がかかったけど、ほぼ問題無く終わった。見事だ」
「ふーん」
「そして2代目のakaneちゃん。実は記憶違いで、同じWindows Server 2008 R2だと思ったらR2じゃなかった」
「それで?」
「R2じゃない2008からのアップグレードはできなかったようだ。以下のような症状が出て、少し迷ってしまった。なにしろ同じR2だと思い込んでいたのでね」
- WinSV2012R2はWinSV2008からアップグレードできないが、その時はWindows 8.1は7やVistaからアプグレードできないというメッセージになる
「それで?」
「まず死ぬほど時間をかけてWindows Server 2008 R2にアップグレード」
「上手く言った?」
「NICの固定IPアドレスの設定を忘れてくれたがそれぐらいでクリアできた。他にもちょっと設定を直せとかツール起動を要求されたけど」
「それから?」
「そこからやっとWindows Server 2012 R2にアップグレード」
「また死ぬほど時間が掛かった?」
「うん。まさに死んだ。DCだったので、システム全体が死んで仕事も止まったよ」
「泣けるね」
「泣いた」
「それから?」
「SQL Serverも2012に上げて、TFSも2013に上げた。意外とTFSは時間が掛かった」
「なんで?」
「先にTFS2010をアンインストールしておけとか、パワーツールを入れ直してバックアップを設定し直すとか。いろいろ面倒が起きたよ」
「ははは」
「しかし、まだerikaの方はルーティングに問題があって、完全に完了というわけではない」
「先は長いね」
感想 §
「2003から2008に上げた時点で、非常に多くの変更があったので構えていた。しかし、2008から2012へのアップグレードはそれほど面倒はなかった。構える意味は無かった」
「片手間のサーバ管理は難儀だね」
「どれだけ時間を使っても、自社サーバのメンテは誰もお金をくれない。とても難儀だ」