2013年11月10日
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Windows Server 2008からWindows Server 2012 R2にアップグレードする

Written By: 川俣 晶連絡先

「うちには2台のサーバがある。いずれもWindows Server 2012 R2にアップグレードした。その記録だ」

「うん」

「1台目のerikaちゃん。Windows Server 2008 R2からアップグレード。死ぬほど時間がかかったけど、ほぼ問題無く終わった。見事だ」

「ふーん」

「そして2代目のakaneちゃん。実は記憶違いで、同じWindows Server 2008 R2だと思ったらR2じゃなかった」

「それで?」

「R2じゃない2008からのアップグレードはできなかったようだ。以下のような症状が出て、少し迷ってしまった。なにしろ同じR2だと思い込んでいたのでね」

  • WinSV2012R2はWinSV2008からアップグレードできないが、その時はWindows 8.1は7やVistaからアプグレードできないというメッセージになる

「それで?」

「まず死ぬほど時間をかけてWindows Server 2008 R2にアップグレード」

「上手く言った?」

「NICの固定IPアドレスの設定を忘れてくれたがそれぐらいでクリアできた。他にもちょっと設定を直せとかツール起動を要求されたけど」

「それから?」

「そこからやっとWindows Server 2012 R2にアップグレード」

「また死ぬほど時間が掛かった?」

「うん。まさに死んだ。DCだったので、システム全体が死んで仕事も止まったよ」

「泣けるね」

「泣いた」

「それから?」

「SQL Serverも2012に上げて、TFSも2013に上げた。意外とTFSは時間が掛かった」

「なんで?」

「先にTFS2010をアンインストールしておけとか、パワーツールを入れ直してバックアップを設定し直すとか。いろいろ面倒が起きたよ」

「ははは」

「しかし、まだerikaの方はルーティングに問題があって、完全に完了というわけではない」

「先は長いね」

感想 §

「2003から2008に上げた時点で、非常に多くの変更があったので構えていた。しかし、2008から2012へのアップグレードはそれほど面倒はなかった。構える意味は無かった」

「片手間のサーバ管理は難儀だね」

「どれだけ時間を使っても、自社サーバのメンテは誰もお金をくれない。とても難儀だ」