2013年11月14日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマトtotal 1267 count

なぜヤマト2199は海自テイストなのか

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

「分かったぞ!」

「なんだ?」

「WXIIIのオーディオコメンタリーで分かった。出渕さんはこの映画で海自用語担当でかなり研究したようだ」

「そこからストレートにヤマト2199に来るわけだね」

オマケ §

「なんで君はWXIIIが好きなんだ」

「その理由が分かったよ」

「なんだい?」

「WXIIIの特徴は以下の点に集約される」

  • 犯罪捜査ものである
  • 巨大ロボが存在する世界観である
  • 主人公とその仲間が巨大ロボを扱わない
  • 巨大ロボを扱う独立愚連隊と正規の軍隊が対立している

「それで?」

「実はね、昔書いた小説の超絶無敵ロボオメガナイン殺人事件という原稿があってね。上の特徴が全部重なるのだ」

「どっちがどっちの影響を受けたんだ?」

「たぶん、相互に影響は存在しない。超絶無敵ロボオメガナイン殺人事件をかき上げた時点でWXIIIは未公開だし、WXIIIの企画が始まった時点で超絶無敵ロボオメガナイン殺人事件はまだ書かれていない」

「それで、超絶無敵ロボオメガナイン殺人事件とはどうなっているんだい?」

「一時期電子書籍として売られていたことはあるが、今は入手方法が無いはずだ。原稿は手直しして再リリースしようと思いつつ、ペンディングで浮いている状態だ」

「さわりだけ教えてくれよ」

大好きな女教師が、地球を守る唯一のロボの操縦者の助手として奪われてしまった。その操縦者は酷い男なので、高校生が3人で先生を取り戻しに行くが、そこで防衛軍の軍人の死体に遭遇してしまう。誰が殺したのか。殺人容疑を掛けられた高校生が推理する。

「ちょっと待て。ただの殺人事件なら巨大ロボいらないだろ」

「巨大ロボもトリックに絡むのだ」

「ああ、分かった。主人公は高校生3人組だから、主人公とその仲間が巨大ロボを扱わないわけだね?」

「そうだ。巨大ロボはろくでもない性格のヒーローが扱う。主人公からかなり遠い他人が操縦する」

「ちょっと待て。頭が痛くなってきた」

「うん」

「この小説は、地球を守るために戦う話ではないのだね?」

「高校生に戦いなどはさせない。普通はね」

「でも推理はするわけ?」

「高校生は容疑者だからね。何もしなければ犯人にされれてしまうので、真犯人を捜さなければならない」

「高校生はロボには乗らないの?」

「乗らない。ロボの基地になる研究所が舞台。整備員とか博士とか防衛軍の軍人とかに話を聞いてまわって推理するのが基本」

「地味だな」

「そんなことはない。実は驚天動地の真実を推理によって導き出すのだ」

「でも、まだ読めないわけだね?」

「そうだ。請うご期待」

オマケ2 §

「結局、リアルロボット以上のリアルテイストって部分も共通項みたいだ」

「たとえば?」

「原稿の一部を抜粋する」

 そのとき、丘の上から、轟音と共に光の筋が幾本も空中に向かって放たれた。

 「国防軍の高々度迎撃ミサイルのスコーピオ・マーク3だね」と藤川は言った。「これはいいぞ」

 「カメラだけでなく兵器オタクだとは知らなかったわ」と絵理があからさまに嫌な顔をした。「ミサイルがいいわけ? 女の子よりも好きなの?」

 「違うよ。スコーピオ・マーク3は高度2万メートル以上の敵に対してしか使わない高高度専用の迎撃ミサイルだ」

 「どういうことよ」

 「敵はまだ高度2万メートル以上にいるってことだ。つまり、5分以内にここに爆弾が降ってくる可能性はまずない。俺達は換気口を探す時間的なゆとりを与えられた。ちなみに、僕はミサイルよりも女の子が好きだ」

 絵理はキッと藤川を睨んだが、何も言わなかった。

「スコーピオ・マーク3ってのは架空の兵器だけど、要するに高度別に兵器を配置していて巨大ロボはそのウェポンシステムの一部でしかない、という発想はWXIIIとも相通じるものがあるよ。今にして見ればね」

「架空の兵器を使っているのはWXIIIも同じってことだね」

「でも、ちゃんと1つ1つの兵器に役割と縄張りがあって、水中レイバーは簡単に陸には上がってこない。簡単に上陸してくるゴッグとは違うわけだ。それと同じだよ」

「分かった、つまり君の世界観と近いわけだね」

「ヒーローというのは、物事が終わった時にたまたま現場にいた者が呼ばれる名前なのだ。本当は問題を解決した者が偉いのだが、見かけ上ヒーローが偉いように思える。だから、巨大ロボに乗っている者が問題を解決したかのように見えるが、本当は足を棒にして走り回った人達の方が偉いのだ。そういうことだよ。それが共通する世界観というものだ」

「君にとってそれは何?」

「これは最大限巨大ロボに譲歩した小説だよ。自分としては」

「でも主人公は乗らないんだね?」

「あれに乗るのは別の誰かの役割で、主人公にはもっと大切な役目がある」

オマケIII §

「じゃあ、ヤマトはどうなんだよ。古代はヤマトに乗るぞ」

「乗るが操縦はしない。まあ操縦することもあるけど。基本的にしない」

「それは重要なこと?」

「そうだ。ヤマトは古代の分身ではない。乗組員を説得することでしかヤマトは動かない。だから古代はまず説得しなければならない。その点で、巨大ロボのパイロットと古代は違うのだ」

オマケ2199 §

「ってことは、おそらく出渕さんの中でも、WXIIIからヤマト2199はスムーズにつながるはずだ」

「途中はどうなんだよ」

「実は、ラーゼフォンあたりもリアルロボット以上のリアルテイストって部分が特徴として重なる」

オマケのおわり §

「借りたWXIIIは返したので、これでWXIIIの話はおしまいだよ」

「いったい何回見たんだよ」

「4回かな。うち2回は2本のオーディオコメンタリー」

オマケのオマケ §

「あれに乗るのは別の誰かの役割で、主人公にはもっと大切な役目がある」

「それってどういう意味だい?」

「だからね。戦闘とは戦争の最終段階に発生するもっともつまらない行為でしかない。勢力が伯仲して決着が戦闘に持ち込まれることは希であって、たいていは情報戦と補給戦の段階で決着が付く。そして、情報戦と補給戦は宣戦布告無しに実行できる。そういう意味で今の日本は既に負けつつある。これを挽回するのは難しいだろう」

「なんか違う話になった!」

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「分かったぞ!」

「なんだ?」

「WXIIIのオーディオコメンタリーで分かった。出渕さんはこの映画で海自用語担当でかなり研究したようだ」

「そこからストレートにヤマト2199に来るわけだね」

オマケ §

「なんで君はWXIIIが好きなんだ」

「その理由が分かったよ」

「なんだい?」

「WXIIIの特徴は以下の点に集約される」

  • 犯罪捜査ものである
  • 巨大ロボが存在する世界観である
  • 主人公とその仲間が巨大ロボを扱わない
  • 巨大ロボを扱う独立愚連隊と正規の軍隊が対立している

「それで?」

「実はね、昔書いた小説の超絶無敵ロボオメガナイン殺人事件という原稿があってね。上の特徴が全部重なるのだ」

「どっちがどっちの影響を受けたんだ?」

「たぶん、相互に影響は存在しない。超絶無敵ロボオメガナイン殺人事件をかき上げた時点でWXIIIは未公開だし、WXIIIの企画が始まった時点で超絶無敵ロボオメガナイン殺人事件はまだ書かれていない」

「それで、超絶無敵ロボオメガナイン殺人事件とはどうなっているんだい?」

「一時期電子書籍として売られていたことはあるが、今は入手方法が無いはずだ。原稿は手直しして再リリースしようと思いつつ、ペンディングで浮いている状態だ」

「さわりだけ教えてくれよ」

大好きな女教師が、地球を守る唯一のロボの操縦者の助手として奪われてしまった。その操縦者は酷い男なので、高校生が3人で先生を取り戻しに行くが、そこで防衛軍の軍人の死体に遭遇してしまう。誰が殺したのか。殺人容疑を掛けられた高校生が推理する。

「ちょっと待て。ただの殺人事件なら巨大ロボいらないだろ」

「巨大ロボもトリックに絡むのだ」

「ああ、分かった。主人公は高校生3人組だから、主人公とその仲間が巨大ロボを扱わないわけだね?」

「そうだ。巨大ロボはろくでもない性格のヒーローが扱う。主人公からかなり遠い他人が操縦する」

「ちょっと待て。頭が痛くなってきた」

「うん」

「この小説は、地球を守るために戦う話ではないのだね?」

「高校生に戦いなどはさせない。普通はね」

「でも推理はするわけ?」

「高校生は容疑者だからね。何もしなければ犯人にされれてしまうので、真犯人を捜さなければならない」

「高校生はロボには乗らないの?」

「乗らない。ロボの基地になる研究所が舞台。整備員とか博士とか防衛軍の軍人とかに話を聞いてまわって推理するのが基本」

「地味だな」

「そんなことはない。実は驚天動地の真実を推理によって導き出すのだ」

「でも、まだ読めないわけだね?」

「そうだ。請うご期待」

オマケ2 §

「結局、リアルロボット以上のリアルテイストって部分も共通項みたいだ」

「たとえば?」

「原稿の一部を抜粋する」

 そのとき、丘の上から、轟音と共に光の筋が幾本も空中に向かって放たれた。

 「国防軍の高々度迎撃ミサイルのスコーピオ・マーク3だね」と藤川は言った。「これはいいぞ」

 「カメラだけでなく兵器オタクだとは知らなかったわ」と絵理があからさまに嫌な顔をした。「ミサイルがいいわけ? 女の子よりも好きなの?」

 「違うよ。スコーピオ・マーク3は高度2万メートル以上の敵に対してしか使わない高高度専用の迎撃ミサイルだ」

 「どういうことよ」

 「敵はまだ高度2万メートル以上にいるってことだ。つまり、5分以内にここに爆弾が降ってくる可能性はまずない。俺達は換気口を探す時間的なゆとりを与えられた。ちなみに、僕はミサイルよりも女の子が好きだ」

 絵理はキッと藤川を睨んだが、何も言わなかった。

「スコーピオ・マーク3ってのは架空の兵器だけど、要するに高度別に兵器を配置していて巨大ロボはそのウェポンシステムの一部でしかない、という発想はWXIIIとも相通じるものがあるよ。今にして見ればね」

「架空の兵器を使っているのはWXIIIも同じってことだね」

「でも、ちゃんと1つ1つの兵器に役割と縄張りがあって、水中レイバーは簡単に陸には上がってこない。簡単に上陸してくるゴッグとは違うわけだ。それと同じだよ」

「分かった、つまり君の世界観と近いわけだね」

「ヒーローというのは、物事が終わった時にたまたま現場にいた者が呼ばれる名前なのだ。本当は問題を解決した者が偉いのだが、見かけ上ヒーローが偉いように思える。だから、巨大ロボに乗っている者が問題を解決したかのように見えるが、本当は足を棒にして走り回った人達の方が偉いのだ。そういうことだよ。それが共通する世界観というものだ」

「君にとってそれは何?」

「これは最大限巨大ロボに譲歩した小説だよ。自分としては」

「でも主人公は乗らないんだね?」

「あれに乗るのは別の誰かの役割で、主人公にはもっと大切な役目がある」

オマケIII §

「じゃあ、ヤマトはどうなんだよ。古代はヤマトに乗るぞ」

「乗るが操縦はしない。まあ操縦することもあるけど。基本的にしない」

「それは重要なこと?」

「そうだ。ヤマトは古代の分身ではない。乗組員を説得することでしかヤマトは動かない。だから古代はまず説得しなければならない。その点で、巨大ロボのパイロットと古代は違うのだ」

オマケ2199 §

「ってことは、おそらく出渕さんの中でも、WXIIIからヤマト2199はスムーズにつながるはずだ」

「途中はどうなんだよ」

「実は、ラーゼフォンあたりもリアルロボット以上のリアルテイストって部分が特徴として重なる」

オマケのおわり §

「借りたWXIIIは返したので、これでWXIIIの話はおしまいだよ」

「いったい何回見たんだよ」

「4回かな。うち2回は2本のオーディオコメンタリー」

オマケのオマケ §

「あれに乗るのは別の誰かの役割で、主人公にはもっと大切な役目がある」

「それってどういう意味だい?」

「だからね。戦闘とは戦争の最終段階に発生するもっともつまらない行為でしかない。勢力が伯仲して決着が戦闘に持ち込まれることは希であって、たいていは情報戦と補給戦の段階で決着が付く。そして、情報戦と補給戦は宣戦布告無しに実行できる。そういう意味で今の日本は既に負けつつある。これを挽回するのは難しいだろう」

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