「NHKのみんなの歌で図書館ロケットというのが気に入った」
「ふーん。そういうぬるい歌がいいの?」
「ぜんぜんぬるくない。むしろ、沸騰している」
「しかし、ヤマト関係無い」
「いやいや、ヤマトに話が最後に行くから」
「うそー」
「というわけで、畑 亜貴とは誰かと思って調べたら、熱烈ANSWERの作詩だと分かった」
「熱烈ANSWERってなに?」
「よくもまあ、アニメの主題歌にこれだけ凄い歌詞を付けられるものだと思った思い出がある歌だよ。戦隊の前の時間、日曜早朝だぜ」
「ふーん。でも、ヤマトやっぱり関係無いじゃん」
「この歌を歌っているのがヤマト2199の古代君の中の人だからな」
「えー。そこにつながるのか」
「まだまだ」
「まだまだって?」
「もっとヤマトに話が繋がる」
「どこで?」
- 星が永遠(とわ)を照らしてる 作詩
- 美しい地球(ほし)を知る者よ 作詩
「うそー」
「ほら話がヤマトにつながった」
反戦の難しさとは何か §
「図書館ロケットは優秀な反戦歌であるところがいい」
「でも、戦争反対とか、戦争やめようとか言わないよ」
「そうだね」
「なぜ?」
「反戦は言った瞬間に嘘になるから」
「なんで?」
「戦争したい人達には2種類ある」
「どんな人達?」
「軍拡に賛成することで戦争を望む人達と、軍縮させることで戦争を望む人達だ」
「なんで軍縮が戦争につながるんだよ」
「軍縮とはミリタリーバランスを取った状態で双方が同時に戦力を減らすから意味がある。片方だけ減らせば、『どうぞ美味しく我が国お食べ下さい』と我が身を差し出すことになる。相手は別に日本を大切にしようなんて思ってないからな」
「それってどういうこと?」
「つまりね。戦争に反対して一方的な軍縮を望むことは、すなわち戦争を望むということだ」
「じゃあ、反戦運動家も本当は戦争を望んでいるわけ?」
「そうだ。戦争に負けさせるための反戦だ」
「負けたらどうなるの?」
「いろいろなものが奪われることになる」
「不当じゃないか」
「むこうは不当に奪われたものがあると思っているし、事実として日本は真っ白ではない。歴史を見ればそれが良く分かる」
「ではどうすればいいのだい?」
「だから歴史を見ればいいんだよ。過去の生の本を見ると今どきのネットとは違うことが書いてある。まさに、本は真理の扉だよ」
「プロパガンダが書いてあるだけかもしれないじゃないか」
「だから本は扉なんだよ。本は事実を書いていないとしても、複数の本を合わせるとぼんやりと見えてくる真実がある。だから本は真実への扉なんだよ」
「だから本を集めて比較できる図書館は良いわけだね」
「図書館が図書館として機能していればだな」
オマケ §
「図書館は好きか?」
「ネギま!を続けて読んだのも図書館が良かったからだしな」
「他には?」
「今見ている西の善き魔女も図書館の描写が良かった」