「見てきた」
「最近映画館がご無沙汰じゃないか」
「久々のTOHOシネマズ府中だ」
「ジブリの映画ならもっと近い劇場でもやっていたはずだ。最近時々TOHOシネマズ渋谷に行っていたはずなのに、なぜ渋谷に行かなかった」
「渋谷は満席だったから!」
「えー」
「実はね。単に目を通すだけで良いなら、後からレンタルで借りて見るだけでも良かったのだ。その方が安上がりだからね」
「ではなぜ劇場で見たの?」
「異様なスピードでネット予約の座席が埋まっている勢いを見たからだ」
「府中も満席だったのかい?」
「いいや。若干空いていた。でもゆったり見ようと思ったら最前列で見る必要があった」
「ほぼ満席だね」
「日曜日の値段1000円の日でも、普通の映画はここまで混まない。やはりこの映画には勢いがあると見るべきだろう」
「なんで?」
「シンプルに、面白いからだろう」
「面白いの?」
「そうだな」
「でもさ。かぐや姫の物語って有名じゃ無いか。みんな結末を知っているじゃないか」
「そうだよ」
「結末が違うとか?」
「いや。月に帰るよ」
「それでもいいわけ?」
「結末の分かったは映画は見なくてもいい映画だけど、あまりにも結末が有名すぎる物語は、逆にどこに独自性を出しているか見なければ分からない映画なんだ」
個人的なポイント §
- 最初は、尻丸出し、乳首丸出しの映画だと思った
- 潰れた顔の使用人の女がいい味を出している
- ボコボコにされる捨丸にいちゃんを放置して立ち去るかぐや
- 最後の駈け落ちは、妻帯者をそそのかして女房子供を置いて一緒に逃亡
「なかなか楽しいぞ」
「駈け落ちが楽しいのかよ」