Subject: めぞん一刻は宇宙戦艦ヤマトのるーみっく解釈説
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20131126091403
名前: めとろん
本文:
トーノ様 こんばんは。
今、冥界譚「第7稿」を最初から読み直しているところですが、「第1稿」では見落としていたであろう「嬉しい発見」がありました。
それは、相原が「BCL少年」だった経歴を買われて通信班長になったことです。
実は私も遠い昔、BCL(Broadcasting Listeners 海外短波放送聴取)かヤマトかという偏った中学生活を送っていたので、相原の経歴は自分のことの様に嬉しく思いました。
さらにヤマト1974の後、TBSラジオ「ソニーBCLジョッキー」のDJは、何と富山敬さんになったのです!
冥界譚のおかげでヤマトとBCLの意外な接点を思い出せて、誠にありがとうございました。
「楽しんでいただけて何より」
「君にも、ヤマトとBCLに接点はあるのかい?」
「ソニーBCLジョッキーと言う番組はたぶん聞いていない。今となっては記憶があやふやだけどね」
「じゃあ接点は無い?」
「そうでもない」
「どこに接点がある?」
「ヤマトを録音するために使ったラジカセは、おそらく当時としては高級品だろうと思うのだが、実はラジオが3波だった。つまりAMとFMの他に短波が入った。ダイヤル直読式ではないし、まして周波数カウンターなんて付いていないが、それでも短波は入った。北京放送とかモスクワ放送は普通のAMラジオもガンガン聴けたけど、BBCの日本語放送とか、そのへんはこのラジカセで聞いたぞ。頑張ってチューニングダイヤル回して周波数探して」
「それで?」
「だからさ。フェーディングで電波状態が変化して、綺麗に聞こえたり聞こえにくくなったり……なんていう現象も生で体験している。相原が電波状況がどうのと言って通信が切れちゃう描写は良く分かる」
「フェーディング?」
「WikiPediaで検索するとフェージングにリダイレクトされちゃったけどな。この辺は、フェーディング(干渉性)って書いてある」
「BBCの他に何を聞いた?」
「入らない方が難しい北京放送とかモスクワ放送を除外すると、やはり凄くレアな放送局の電場は捕まえにくいラジカセだからな。だから国内で楽に聞けるラジオ短波とか、JJYとか。そういう日本でもよく聞こえるものばかりだ」
「JJYってなに? BBY-01の親戚?」
「WikiPediaに書いてあるよ」
「ふーん」
「JJY、JJY、9時0分、JST。モールスの部分はもう再現ができないな」
「分からない」
「そういえば気象通報も聞いたことがあるから、WXIIIのラストもバッチリさ! あれはNHKのラジオ第2だったと思うけど」
オマゲルマ §
「電波で送り込まれる電力で音が出たりするゲルマラジオを体験すると、遠隔地からの通信が勝手に機材を稼動させる描写も何となく分かるよ」
「スターシャから異次元空洞に通信が来るわけだね」
「勝手に次元羅針盤が向きを変えるとかな」
オマケ2 §
「無線技術に詳しいのか詳しくないのか分からないな」
「電信級アマチュア無線技士を舐めるな」
「資格あるんかい」
「中学生の時に取得してている」
「だから詳しいのだね」
「既に電信級アマチュア無線技士という名称は存在しないから、その意味で時代遅れだ。新情報には詳しくない」
「ひでえ!」
オマケIII §
「ヤマト時代の無線技士について考えてみよう」
「どんな技士?」
「大変です! あのヤマトはピアノ線で吊っていません、吊り線が無いんです!」
「吊り線が無いから無線かよ」
「ダメ?」
「ダメ!」
「じゃあ、改めて」
- 第4級ヤマト無線技士 こっそり私用で通信機を使用できる。「僕の作った通信機だもの。ばれっこないさ」
- 第3級ヤマト無線技士 リレー衛星に正しく遊泳して行ける。「ガミラスのだ!」
- 第2級ヤマト無線技士 上手く自動挿入されないスロットは手で押して挿入できる
- 第1級ヤマト無線技士 腹減った
「腹減ったは無いだろう。もっといいのを考えてくれ」
- 超弩級ヤマト無線技士 不審な電波を古代に報告するとき既に記録を取っている
「解析できないなら記録しておけ」
「記録ならもうしています」
「さすがだな……相原」