「旧キットのブラックタイガーを買ってたまげた」
「なんで?」
- 艦上攻撃機とパッケージに書いてある
- 複座仕様で、パイロットの顔が2つ付いている
「艦上攻撃機ってことは、戦闘攻撃機ですらないの?」
「そうだ」
「複座なの?」
「そうだ。コクピットに2名分のパイロットがモールドされている」
「旧キット恐るべし」
「ちなみに主力戦艦の旧キットは同型艦が十数隻と書いてある」
「えっ? 波動砲装備の戦艦だけでも今や全世界に数十隻じゃないの?」
「数十隻じゃなくて十数隻なのだ」
「旧キットは驚異のワンダーランドだね」
BT旧キット考察 §
「BT旧キットは以下の弱点があると見た」
- 着陸脚が小ぶりすぎる
- コクピット内部がしょぼすぎる
「対処方法は?」
「常識的には着陸脚のフルスクラッチとコクピット内部の置換だろうと思うけど、もちろん自分ならそんな面倒なことはしない」
「君ならどうする?」
「デンジマンに任せる……ってことはしないので、考えてみた」
- 飛行姿勢で作る。台座付きのキットだからそれで問題無い (着陸脚は付けない。カバーも胴体下面で見えないので目立たない)
- コクピット内部はどうせ目立たないと割り切るか、あえてキャノピーを曇らせる
「キャノピーを曇らせるって……」
「普通、キャノピーが曇るのは失敗。でも、透明感を維持しつつ内部を見せないとしたら、キャノピーを曇らせるのもありかと思うぞ」
「ひ~」
旧キットの歌 §
組めないキットがあるものか
構えたニッパーをすり抜ける
ああ、青春のストライク♪
「部長、こんなダメな旧キットがストライクなんですか!」「岩鬼の悪球打ちという言葉をしらんのか!」「知りません!」
「君は岩鬼みたいなものか!」
「殿間ではなかった模様」
「プリンセスチュチュ見ながら秘打・白鳥の湖は打たないのか!」
「打てるかっ!」
旧キットの歌2 §
組めないキットがあるものか
構えたニッパーをすり抜ける
ああ、青春のストライク・バルキリー♪
「部長、関節がへたりました。なんでポリキャップ付いてないんですか!」「バトロイドなんか作るな。男はファイター一択!」
「ファイター一択ならバルキリー作る意味があるんですか?」
「無いからF-14作る」
「ぎゃふん」
「ハセガワのF-14のキットは1つあるしな」
オマケ §
「岩鬼の悪球打ちをネットで調べると土門の名前も出てくるから意外とヤマトと距離感はないかもしれないぞ」
「その土門はヤマトIIIの土門と違う!」
オマケ2 §
「野球は敵だという割によく知ってるな」
「ドカベンは読んでないぞ。野球狂の詩 平成編は昔ちょっと読んでたけど」
「読んでいたんかい」
「だから、メッツラーに東京メッツファンという俺設定を追加できる」
「にょほほ~」
オマケIII §
「というわけで、検索していたら新潟に迷い込んだよ、トモネコさん」
「桜新町のサザエさんと調布の鬼太郎は自転車で見に行ける距離だけどな。さすがに新潟は自転車で行けない」
「行きたいんかい」
「いつかはな」