2013年12月15日
遠野秋彦の庵創作メモ total 2084 count

小説リバーシブル、リ・バース・リバーシブル販売開始

Written By: 遠野秋彦連絡先

リバーシブル【Kindle版 (Amazon)】 §

http://www.amazon.co.jp/dp/B00GWYRVN2

フォッカーD21で始まりYak-3で終わるアンドロギュノスの物語。両性具有のセクシーなレースクイーンが、君を妖しく誘惑する。学園祭で模型飛行機を展示していると、ヨーロッパのマイナー機を展示している主人公に興味を示す美女。なぜ、ゴーカートレースの事故の原因を調べてはいけないのか。研究室に出入りする美少女大学生をSMホテルに連れ込む教授は善人か大悪党なのか。愛する女性の淫らな光景を見ることしか許されない最悪のゲームに主人公は勝利できるのか!

NTR成分もあるよ!

 

リ・バース・リバーシブル【Kindle版 (Amazon)】 §

http://www.amazon.co.jp/dp/B00GWYRZ56

A-1スカイレーダーで始まり、F9Fパンサーで終わるアンドロギュノスの物語。両性具有の女子大生が、一家を襲う難事件に身体を張って立ち向かう。父親の女装ホモ疑惑を必死に解消したと思うと、次は母親の失踪が待っていた。熟女天然ふたなりAV女優としてネットで晒し者にされる母親は、本当に自ら望んでそうなったのか、それとも連絡の電子メールは母親を装った偽造なのか!アンドロギュノスから産まれたアンドロギュノスの娘が、全ての謎に立ち向かう。

リバーシブルで広げた風呂敷を畳む完結編!これを読まずにリバーシブルは終わらない。

(しかし、これ単体で読んでも面白いよ!)

ミソはどこだ §

「宣伝文句はいいから。なんでこんなものがここにあるのか、理由を述べたまえ」

「リバーシブルというのは、2001年頃に書かれたものだ」

「どんな話?」

「大学の学園祭をやっているのだが、模型同好会は良い場所を与えられないから人が来ない」

「うん」

「ところが、その同好会の中ですら、誰も知らないマイナー飛行機を作っている主人公の模型は更に見て貰えない」

「うん」

「ところが、ゴーカートレースのレースクイーンの肌も露わな美女がなぜかやってきて、主人公のマイナー欧州機の模型を見て反応してくれるのだ。零戦などのメジャーな飛行機は全部無視して。これはびっくり! そこから話が始まる。まあ要するにゴーカートレースで起きた事故の犯人を捜す推理ものだ」

「分かった。マイナー欧州機の模型と肌も露わな美女のコントラストが作品の掴みってことだね」

「その通り」

「じゃあ、人気が出たの?」

「それがぜんぜん……。読者の思考回路はショート寸前だったようだ。手にすら取ってもらえない」

「えーっ!」

「話の掴みには意外性が必要だと思ったが、意外すぎて理解されなかったようだ」

「ダメじゃん」

「ところがね、最近はそうでもないみたいなんだ」

「は?」

「スケールアヴィエーションという飛行機模型専門の模型雑誌を買ってくると、やたら渋いクラシカルの飛行機と、半裸の美女のグラビアが並んでいる」

「ほんとに?」

「フォッカーD21もサーブJ21も載ってる雑紙なんだよ! でも、半裸の美女のグラビアも載っているんだよ!」

「まさか。なんで飛行機模型の雑紙に美女が載るんだよ」

「ノーズアートクイーンだから。飛行機のノーズアートには半裸の美女が描かれていることも多い。そういう意味で、それほど突飛とは言えないよ」

「なってこった」

「というわけでリバーシブルをKindleフォーマットで再刊したよ」

リ・バース・ミソはどこだ §

「続編の方はどうなんだ?」

「これは最近書いた」

「なぜ書いたの?」

「リ・バース・リバーシブルというタイトルを思い付いたからだ。リバーシブルがもう一度産まれるという意味と、リ・バースがリバースに掛かって、リバース可能というリバーシブルに音が似るからだ」

「意味と音の2つが重なるダブルミーニングという奴だね」

「というわけで、実はタイトルが浮かんだので書いたから内容は後から考えた」

「内容は何なの?」

「もう1回産まれる、ということで、リバーシブルの主人公の娘が主役になる。リバーシブルの話の後で産まれたであろう娘が主役」

「で、その娘とは?」

「母親が赤い星の飛行機を作るマニアだったので、反発して米各軍の青い飛行機が好きになった娘。だから、A-1スカイレーダーを作った少年に恋をするわけだ。そして自分もF9Fパンサーを作る。これはA-1スカイレーダーで始まり、F9Fパンサーで終わる小説なんだ」

「いや、突っ込んでいいか? なんで好きこのんで日本で知名度が無い飛行機ばかり出すのだ。スカイレーダーなんて言わないで九七艦攻出せよ。F9Fパンサーなんて言わないでF-86セイバー出せよ」

「いやいや、最初に出てくるスカイレーダーは重要な伏線なんだよ」

「えっ?」

「なんで知名度の劣るスカイレーダーやコルセアの模型をわざわざ作るのか。そこに少年の秘めた過去へのヒントが……」

「他にどんな青い飛行機が登場するんだい?」

「ベアキャットとか、フライングパンケーキとか」

「じゃあ、これは模型小説なんだね?」

「いや。あくまで推理小説だ。パパは女装ホモだと告発する謎のメールの真偽を娘が解明する推理ものっぽい話」

「パパは本当に女装ホモなの? 娘としては幻滅するような結末なの?」

「それは読んでのお楽しみ」

「ただの変態小説?」

「いや、背景には実はもっと大きな陰謀が……」

「教えろよ」

「そこは、リ・バース・リバーシブル買って読んでくれ」