「どういう意味?」
「いや、地球の試練!!・西暦2014年の発進!!って言いたかっただけ」
「ぎゃふん」
今年の抱負 §
「では2014年の豊富をのべてくれたまえ」
「そうだな」
「やはり2199劇場版で盛り上がることかね?」
「いや……実験小説ヤマト完結編を書き上げることかな?」
「オフィシャルには期待しないと?」
「2199劇場版に今のところ何も期待はしていない。理由は情報がほとんど何も無いからだ。期待感を盛り上げる情報も無いのに、何を期待しろと?」
「ええと……」
「2199に関する現在最も大きなホットな話題は1/500ヤマト2199をどう組むかだな。自分としては」
「それは劇場版よりも大きな問題?」
「そうだな。ともかくでかい。サイズがでかい」
「いや、その大きさじゃ無いから」
「その大きさもプレッシャーだ」
「大きいと何が違うわけ?」
「何もかも。作り方の方法論や道具立てまで違ってくる」
「それがホットナイフとか発泡スチロールカッターとか口走る理由?」
「それも理由の1つだな」
「では、君が1/500で重視するポイントは?」
「主砲、第3格納庫、シーガル。この3点だ」
「なるほど。ところで、最初に実験小説ヤマト完結編と口走った理由は?」
「実はそれほど長くならないことが分かってきた。既に4章構成の3章まで書き上げてある。自分の中の完結編頭が解除される前に書き上げたい」
「それに意味があるわけ?」
「ある」
「どこに?」
「書くために完結編を繰り返しじっと見た結果、いろいろなことが分かってきた」
「たとえば?」
「完結編って、古代対ルガール・ド・ザールの映画ではないんだ。古代対ルガール大神官大総統の映画なんだ。事実として、最終決戦で古代とルガールが戦う。ルガールには格好良くロボットホースで銃を撃ちまくるカットもある。破格の良い扱い。白いコスモゼロでコスモタイガー隊を指揮すると古代と、白いロボットホースでロボットホース隊を指揮するルガールは対なんだ。古代の相手役に相応しい。しかも、事実上古代に勝った男だ」
「そ、そうか」
「あとね、岩石オープン(俺命名)もイかすぜ。岩石のカケラかと思ったらエンジンが付いていて飛んでいく宇宙戦艦」
「それって岩石ロケットってやつか?」
「そうとも言う」
「じゃあさ。完結編好きなの?」
「現在は好きだ」
完結編好きの理由とは §
「なぜ今になって完結編好きなのだ?」
「実は、完結編には誉められるべき長所がいくつもある。それにも関わらず印象が悪いのは要するに詰め込みすぎなんだ」
「えー」
「たとえば、どれぼどルガールのロボットホース戦が格好良くても、コスモタイガーが発艦できるかとか、島が死んじゃうとか、アクエリアスのワープはどうなるとか、他のドラマと混ざって印象に残りにくい」
辻忠直さん §
「岩石ロケットは辻忠直さんデザインとWikiPediaに書いてあるがこの人も良く分からない。いろいろな作品で美術として名前が出てきて、メカデザインではあまり名前が出てこないのだ」
「美術とメカデザインではあまり関連しないように見えるね」
「辻忠直さん、完結編から派生的に出てきた気になる名前だ」
オマケ §
「では、君の書くヤマト小説とヤマト2199の最大の違いってなんだい?」
「うちのは心情描写重視。ヤマト2199はビジュアル重視」
「ヤマトなんか出てこなくても乗組員の心情が描ければ勝ちってことだね」
「そうだな。だから、『メンタリティは同じだな』という台詞は絶対に出てこない」
「なんで?」
「違いに直面する困惑こそが物語を推進するドライビングフォースなのだ」
「そうか」
「それに違いは同族間ですら発生する。ヤマト1974だとドメルとゲールのメンタリティが既に違う」
「ゲールの調度品を気味が悪いと言って全て否定しちゃうドメルだね」
「日本人に限ってもメンタリティが違うことは当たり前だ」
「証拠は? 俺達は証拠が欲しいんだ」
「ヤマトファンをみてみろ。みんな同じアニメを見ているのに受け取った印象は違うぞ」
「ぎゃふん」