「完結編頭が切れる前に書き上げようとあがいた結果だ」
「もうちょっと分かりやすい説明を頼む」
「ヤマト完結編は面白いはずだ。ちょっとボタンの掛け違いがあるだけだ」
「それで?」
「ボタンを少しかけ直すだけで、何倍も面白くなるはずだ」
「君が必死に考えていたのは、そのボタンの直し方なのだね」
「そうだ。だから以下を読んでみてくれ。基本的な粗筋は一切変化していないが、何倍も面白く読めるはずだ」
「大きく出たね。もしも、面白くないと言われたらどうする?」
「お代は返す」
「無料で配っていては返す金額も0だろ」
「佐渡先生がお詫びに切る髪がもともと無いの同じだ」
「その発想がまさに完結編だね」
実験小説完結編・同人小説(無料ダウンロード可能) §
オマケ §
「で、いったい何を追加したんだい?」
「たとえばね。ルガールがザールを殺したときの心情とはどのようなものか。その心情がきちんと描けていたのかといえば、そうでもない。だから、その辺をたっぷりと補完した。ストーリーの前半の半分はまさにそれを描くための準備として存在すると言っても過言では無い」
「まさか」
「本当に、子を殺したくなるような状況を発生させるために、多くの要素を追加したよ」