「復活編DC版のラストに出てくる地球脱出船にはコンテナの列を引っ張った宇宙船が存在する」
「うん」
「ところが、完結編の地球脱出船団にもよく見るとそういう長い宇宙船が描かれていた。ブルーレイじゃないと見落とすかもしれない」
「ブルーレイ万歳? フルハイビジョンパネル万歳?」
「そう思えば地球を脱出する民間人満載の船団がいきなり襲撃され壊滅。艦隊も全滅って、完全に完結編の一部と復活編の一部のモチーフは同じ。描き方が圧倒的に復活編の方が上手いからつい見逃すけど、モチーフだけ抽出すると同じ」
「つまりなんだい?」
「結局、ヤマトはモチーフの反復が多い。本当にオリジナリティの多いヤマトはそれほど多くはない。そういう意味で、復活編も新しいように見えて実際は完結編の発展形に過ぎない面があるのかも知れない」
「では、完結編と復活編を比較するとどう思うんだい?」
「それは復活編の方がいい」
「なぜ?」
- 完結編、ヤマトが僚艦に護衛される
- 復活編、ヤマトが移民船を護衛する
「やっぱりヤマトが護衛されるよりも護衛する方が良いに決まっている」
「ぎゃふん」
「それにしても、ヤマトIIIと完結編は設定資料を全部見たら凄いものが一杯出てきそうな気がする。上手く画面に出てこないだけで」
完結編と復活編の真の関係 §
「新たなる旅立ちと永遠にの2本はペアなんだ」
「うん」
「でもね。本当は完結編と復活編もペアだったんだ」
「あまりにも時期が離れすぎているよ」
「それでもペアなんだ」
「どうして?」
「音楽やモチーフの反復が多いからだ。完結編の音楽を聴いているとすぐに『あ、フライバイワープ』となるしな」
「じゃあ、完結編と復活編はどう違うわけさ」
「挫折と復活の関係。新たなる旅立ちと永遠にの関係も同じ。挫折と復活」
「スターシャ死んじゃう挫折と、イカルスでヤマト復活だね」
「新たなる旅立ちはスターシャの死という挫折で終わる。永遠にも古代守が死んで挫折が反復される。完結編と復活編も同じ。完結編はヤマトが沈む挫折で終わる。復活編も森雪が死んで挫折が反復される」
「その理屈で行くと復活編の続編は要らないぞ」
「そうだ。要らない」
「どうするんだよ」
「仮に作るとすれば、全く別の何かを描く方がいいだろう」
完結編のビデオ処理画像はブルーレイで画質アップするか? §
「トモネコさんからの質問だ」
私の完結編のソフトはエモーション、ザ・ベスト(廉価版)ですが、本編で撮影の都合でビデオ画質に落ちるシーンが何度もあるのですが、ブルーレイだと修正されているのでしょうか?
「ビデオ処理で画質が落ちるカットはどうなんだい?」
「その部分の画像がグッとシャープにはなっていない。もともとそこで情報量が落ちているので、ブルーレイだからといって綺麗になるわけではない。とはいえ、DVDで見るよりは綺麗に見えると思うよ」
オマケ §
艦首のラムは部品の差し替えにより再現。
「昔、うる星やつらのラムちゃんのプラモデル1つ持ってたな」
「それはラム違い」
「このアルカディア号の艦首にラムちゃんの顔を付けて、プロジェクトA子2版アルカディア号って言い張ってみようか」
「は?」
「だって艦首のラムって書いてあるじゃないか」
「それはラム違い」
「では艦首にメカコレのラジェンドラ号を」
「それもラム違い。ところで、アルカディア号買うの?」
「興味はあるが、今は特別な事情がある場合を除き新キット買えない」
「山を崩すのが先ってことだね」