「どうせ感想書いたんで、明朝の更新を前倒して公開だ」
「頼むよ」
本題 §
「当初出遅れてチケット確保は無理かと思ったが、ナーサンのおかげで聞けた。ありがとうナーサン。待ち合わせは同伴の女性にも助けて頂いた。ありがとう」
「それで?」
「一番くじで当てたヤマトのリペイント品はナーサンに進呈してしまったので、もう手元に無いぞ」
「さらば、ヤマトよ」
「さて問題はコンサートだ」
「第1印象は?」
「開場前に流れていたのはアコースティックヤマトなので、盛り上がる」
「内容はヤマト一色?」
「そういうわけではないが、目玉のゲストがささきいさお大先生で、ヤマトであることは間違いない。しかし、他の歌も一杯やったよ」
「楽団の構成は?」
「彬良さんのピアノとアカペラの楽隊のみ。とても質素だ」
「音楽的には薄いってこと?」
「とんでもない。凄くリッチで楽しめる内容だったぞ」
「どこが良かったの?」
「ポイントは2つある」
「1つめは?」
「宇宙戦艦ヤマトの楽曲の分析がメインであったが、真っ赤なスカーフもささきいさお大先生が歌った。そのとき分かったのだ。上手い男声バックコーラスは重要。それが入るだけで生き生きとしてくる。ってかバックコーラス歌いたい。歌わせろ」
「ひ~」
「きっと、ささきいさお大先生のバックコーラス歌うだけのイベントが成立する」
「そんなアホな」
「ともかく、声というと女声のスキャットがまず頭に浮かぶヤマトだが、男声も重要。交響組曲にも男声のみの合唱部があるしね」
「じゃあ、2つめのポイントは?」
「実は彬良さん、豪徳寺とか弦巻に住んでいたことがあるそうだ。しかも世田谷区長のパーティーに呼ばれたこともあると言う」
「なんていうローカルネタ」
「つまりだね。今まではヤマトと言う全国区の話題で追いかけていた彬良さんではあるが、突然、ゴーカイジャーの主題歌を歌った松原さんと同じくローカルネタのチャンネルで扱う相手に変貌してきたのだ」
「うそー」
「今度もまた同じようなことをやるそうだ。つまり、宮川彬良のせたがや音楽研究所とは1回限りでは無い。次は三軒茶屋だそうだ」
「分かった。郷土系の話題に入った以上は、ヤマト抜きで追いかける価値があるわけだね」
やきとりヤマト §
「というわけで、そのままやきとりヤマトになだれ込んで、飲んだぞ。ビール飲んで、ヤマトカクテル飲んで、雪の水割りを飲んだ」
「ひ~」
「しかし、話がどんどん流れてとんでもないことろに行きまくり」
「どんなことだよ」
「SF大会の運営側の話を延々としている2人がいると思ったら、スタートレックの話に行ったり、トッキュウジャーの話に行ったり、天文の話に行ったり」
「天文の話って何だよ」
「冥王星が惑星で無くなった経緯とか、グリーゼ581とか、エンケラドゥスとか。なんかもう、本職の人を相手に話してしまったよ」
「でもヤマトファンなんだろう?」
「そうだ」
「すげえな」
「全く全方位で酔いまくりの数時間であった」
「なるほど……」
「帰りは電車の中で無駄な解説を隣に座った人にしながら帰ったよ。酔っ払ってるから」
「無駄な解説?」
「千歳烏山はギャラクシーエンジェルの烏丸ちとせの元ネタとか。八幡山から成城警察署はそれほど遠くないとか。東宝の撮影所は遠いんだけどね。成城警察署はそれほど遠くない」
「ひ~」