2014年03月19日
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感想・UQ Holder単行本第2巻

Written By: 川俣 晶連絡先

「いや面白かった。中身は全部知ってるけどさ。面白かった」

「どこが良かった?」

「リーダーの性格や、いじられる『兄貴』の刀太とか。性別を突っ込まれる九郎丸とか」

「ふーん。それだけ?」

「もっと大きな感想を持った」

「どんな感想?」

「通常不老不死とは人類の夢であり、ゴールなんだ」

「違うわけ?」

「実は不死を整理分類することで、不死は分類可能であることが暴露されてしまう」

「分類できるとどうなの?」

「つまり、それぞれの不死には特徴がある」

「何が言いたいのさ」

「特徴があるということは、その特徴を持たない不死もあるから分類可能になるわけだ」

「特徴が無いとどうなるの?」

「つまりその不死の弱点だ」

「分かった。つまり不死の整理分類を行うと、そこから必然的に弱点が生じてしまうわけだね」

「そうだ。そして、徹底的にその弱点を描き続けることで、限界を持つ不完全な不死人というイメージが現出する。そのイメージを描くことを通じて、UQ Holderには物語的な面白さが生じるわけだ」

「そこがいいわけだね」

「面白さの源泉だよ」

その他 §

「実はUQ Holderって美少女が登場する比率が割と高い。そういう意味ではラブひなの赤松さんは健在だ。しかし、それほど女ばかりが前面には出てこない。それほど印象は強くない」

「分かった。それで何が言いたいんだい?」

「ぷっぷくぷ~、こんなUQ Holderは見たくないのコーナーです」

  • 刀太の友達が全部美少女
  • 刀太の目標が東大
  • UQ Holderの雑魚の皆さんが全員美少女
  • 助けに行くスラムの子供達が全員美少女
  • 特にルキは美少女
  • 不死狩りもなぜか全員美少女
  • 地底のモンスターも全部女の子モンスター
  • シャワーシーンは夏凛だけで無く美少女全員で

「なんで特にルキは美少女ってこだわるんだよ」

だって僕はテイマーだから

「いや、それ意味分からないし」

「ともかく、渋いおっさんとノリのいいお兄さんと怖いお姉さんの出番が減るのは嫌だぜ。美少女ごときに置き換えられてたまるか」

「美少女は要らないのかよ」

「誰がそう言った。夏凛がいればいいんだよ」

「ひ~。夏凛さま~」

「ドラゴンボールみたいなことを言うな」

UQ HOLDER