交響曲 §
「第4楽章に2バージョンあるとは。比較して聞き込まないと」
「君がもともと持ってるCDは?」
「たぶん、後期バージョン」
「それも要チェックということだね」
「しかし、2009版も含めると交響曲ヤマトは既に何枚あるか分からない」
「そんな不明確な」
「復活編DC版サントラにも確か一部入っていたような気がするので、それは1枚ではない気がする」
「1枚未満か!」
「でもいいね。事実上交響曲って改めて聞くと完結編の音楽が増えたようなものだ」
サウンドファンタジア §
「どうも波動エンジンをキックするときに、1回失敗している感じなんだ。2回目も、1回完全に止まってからゆっくり回り始める感じだ」
「どういうことだよ」
「ストーリーダイジェストなんだけど、効果音的な見せ場は強調して拡大されている」
「それで君の感想は?」
「本当に波動エンジンが動くかハラハラした。動いたら、動いた、動いたぞっ!って叫んだ」
「ひ~」
だがしかし §
「だがこれが最後のYAMATO SOUND ALMANACだとは思えない」
「どういう意味だよ」
「まだ全巻購入特典のドラマCDがある」
「ひ~」
あとがき §
「YAMATO SOUND ALMANACだけは最後まで買おうと思った。その目標が達成できたので、予定ではこれにてヤマトフィーバー完全終了だ」
「予定では……とは?」
「まだアナライザーの模型も出るし、劇場版もある」
「暁に劇場を照らし出す乙女としては無視できないんだね?」
「乙女じゃないって。おっさんだって」
「じゃあ、乙戦ってことで」
「ああ、震電作らなきゃ」
「じゃあ、最後に一言」
「金も時間ももうないぞ。もともとYAMATO SOUND ALMANACでゆとりは使い切る予定だったのだ」
「身も蓋も無い」