感想・映画「社長三代記」

「面白かった」

「どこが?」

「映画そのものも面白いが、時代も面白い。1958年頃の普通の都心と郊外の飾らない光景が見られるのもいいね。リアルタイムで見るより、今見る方が凄いと思う」

「そんなに背景がいいわけ?」

「ロケ地の詳細が分かればもっといいのだけどね。でも東宝なので、おそらく砧撮影所周辺で東京西部が舞台になっている可能性が濃厚」

「映画の内容はどうなんだい?」

「道楽社長が飛ばされて質実剛健が社長になる。しかし、主人公は事実上社長秘書の若い男だ。はぃ～～～～～」

「愉快だね」

「愉快だけど辛辣な映画だよ」

「わははは」