「ヤマト1974に出てくる万能工作機械はヤマト2199に出てこない」
「うん」
「しかし、食料はもとより水着まで作るオムシスがある」
「そうか。万能工作機械イコールオムシスなのだね」
「しかし、そうすると機械を説明する担当者は真田ではなく平田になる」
「アストロバイクは作りそうにないね」
「そうだ、平田なら紅茶だ」
「まさか」
「考えてみたよ」
発進前にあったはずの光景 §
「たとえばアストロ紅茶を作ろうとすると……」
「おおっ!」
「さあ、どうぞ」
「乾燥時間が足りないので、塗料の溶剤の匂いがします」
「それがアストロ紅茶です」
「美味しくないです。いくら何でも塗料を吹き付けて紅茶の出来上がりはないでしょう」
「それは飲むためのものではなく、商品見本ですから」
「ぶっ! 飲んじゃった!」
オマケ §
「これは……飲み物なのか?」
「アストロ紅茶、本艦自慢の紅茶です」
「こんなに不味いものが宇宙にあったのか!」
「ヤマトの食糧事情は厳しいので観賞用です」
「ぶっ! 飲んじゃった!」
オマケ2 §
「万能工作機械と違ってオムシスは無機物の他に有機物の合成も自由自在です。つまり生きている金属も作れます」
「凄いですね、平田さん」
「たとえばアストロガンガーを作ろうとすると……」
「何を作ってるんですか!」
オマケIII §
「たとえばガミラスのアストロフリートを作ろうとすると……」
「何を作ってるんですか! 敵ですよ!」
「ゲール艦隊だから安心。勝手に自滅して撤退します」