「映画は2本もあった!」
- 宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海
- 宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟
「追憶の航海は総集編で加戸誉夫監督。10月11日(土)よりイベント上映。星巡る方舟が完全新作で12月6日(土)から全国ロードショー」
「君の感想を教えてくれ。やはり完全新作の星巡る方舟が気になるかい?」
「いいや、それより加戸誉夫監督という名前が気になる」
「なぜ?」
「ロックマンエグゼ 光と闇の遺産という凄い映画があってね。凄く良く出来ているのだ。建設中の高速道路からロケット補助を付けた輸送機が離陸するとか、輸送機からエアクッション艇(LCAC)を投下して島に上陸するとか、いろいろ素敵な描写が盛り沢山だが、なんと言っても凄くいいのはロックマンの無限バルカンがちゃんと回転しながら撃っているところ」
「えー」
「でも、もっといいのは受付の美人のお姉さんに『ネット警察です、端末借ります』と断ってからその会社のファイアウォールを壊しに掛かるところかな。そのお姉さんが非部室化現象に飲み込まれて消えちゃうから、事件を解決するまで目が離せなくなる」
「分からないよ」
「まあそういうわけで、ちょっと気になる名前であったがここでドカーンと大きく出てくるとは思わなかったな」
「もうちょっとおっさんにも分かる話題を頼む」
「じゃあゾイド。ゾイドはね。実はバンとかフィーネよりムンベイとかアーバインが好きだったね」
「ああ、分かった分かった」
「でもね。やっぱりスラッシュゼロのリノンが好きだよ。ジャッジマンさまも好きだ」
「ノリノリで語るね」
「そうさ。ゾイドはけっこう好きで見てたから」
「ひ~」
「けっこうさ。個人的に印象に残った名前が意外なところで出てきてビックリというケースがあるのだが、まただね」
「ふーん、たとえば?」
「細田守とかオタクが騒ぎ出す前から注目していた名前だし。森博嗣も個人的に読んでいたら突然押井守映画の原作になったし。他にもちらほら」
「加戸誉夫さんも?」
「そうそう。ロックマンエグゼ 光と闇の遺産は本当に惚れ込んだ。こんな凄い映画は滅多に無い。ほとんど共感を得られないけどね。それを監督した人はどんな人かと思ったよ」
「まさかと思うが」
「そうさ。5/13の新ピカのヤマトークはその人の顔を見に行くのが目的だ」
「ひ~」
方舟の正体 §
「じゃ、方舟って何だと思う?」
「ヤマトは本来は方舟だった」
「地球脱出船だね」
「でもね。ヤマト世界の方舟はあれしか思い浮かばない」
「なに?」
「プレノア」
「プレノアの方舟か! じゃあ星巡る方舟なら?」
「蒔種してまわるプレノアはいいアイデアだと思うぞ。メンタリティが同じ人種が遠く離れた場所にいる理由が明確になる」
「それって信じていいの?」
「分からないよ。そんなのは蓋を開けてみるまでは何も分からない」
「ひ~」
オマケ §
「しかし、それだけで終わると悲しいので劇場版についても語ろう」
「何を語るんだよ」
「どうせ中身は何も分からないので、対抗企画を考えた」
「なんだそりゃ」
- 『追憶の航海』に対抗して『ツイオルコフスキーの後悔』
- 『星巡る方舟』に対抗して『星へ行く船』
「意味ワカラン」
宇宙戦艦ヤマト2199 ツイオルコフスキーの後悔 §
「ツイオルコフスキー先生。何を後悔しているんですか?」
「複数のロケットを横につないで、燃料を半分消費したら一箇所に集めて空になったロケットは捨ててだんだん数を減らしながら遠くまで飛んでいく方式。あれはいいアイデアだと思ったんだけど、その後の歴史では多段式ロケットばかり使われて利用されていないんだよな」
「先生、何を考えているんですか!」
「ヤマトもそうすればいいんだ。地球を出発するときは大艦隊。しかし、燃料を半分消費するごとに艦隊の半数を捨ててイスカンダル到着時はヤマト1隻のみ!」
「そういえば、昔書いた小説で宇宙に農園を作ってましたね」
「そうだ。あれをヤマト農園ってことにしよう!」
「無理です」
宇宙戦艦ヤマト2199 星へ行く船 §
「古い素子(ふるいそし)です」
「新井素子(あらいもとこ)じゃないのかよ」
「違います。古い素子です」
「で、古い素子がいったい何を?」
「だから、ビーメラ星のゲートに使われている素子は古いけれど、通電すればちゃんと機能しますって」
「じゃあ機能したらそれを通じて星に行けますか?」
「バラン星に行けます。さあ、その立派な船でお通りなさい」
「つまり、星へ行く船……」
「そして、星へ行く船です」
「まさか続きませんよね」
「次回作はスレンダー・ガール。痩せてスマートな山本玲主演」
「ひ~」
「その次は、逆恨みのオムシス。男性用水着まで作らされてオムシスが不調です」
「ネメシスじゃないのかよ」
オマケ・埋め立て地の独立愚連隊 §
「こうなったらライバルの動向が心配です」
「どこが心配だね?」
「方舟をぶち壊すのさ、とかいいながら埋め立て地から実写の独立愚連隊が来そうです」
「狙いは星巡る方舟か」
「もともとあっちは零戦黒雲一家に批判的です。零戦黒雲一家っぽいヤマトは狙われます」
「どうしたらいいんですか真田さん」
「誰が真田だ。とりあえず人型兵器なんぞ、対ガミロイド用のウィルスを流し込んでおけ」
「それはちょっと」
「じゃあ画期的な新型OSに書き換えておけ」
「HOSですか?」
「SIDだ」
「なんでそんなものを」
「ほとんど『そのコマンドは入力されていません』という素敵な返事しかできなくなる」
「ひ~」
オマケ独立愚連隊 §
「ノア~、聞いてるか?」
「聞いてるよ遊馬」
「プレノアだってさ。ノアとしてはどう思う?」
「それより遊馬。山本玲とかいう女にちょっかいを掛けてるってホント?」
「し、しらないよ!」
「篠原が山本玲口説いてるって小耳に挟んだわよ、篠さんとか気軽に呼ばれて」
「俺じゃ無い! 別人!」
「嘘っ (ドン)」
「わあ、篠さんが海に落とされてぷかぷか浮かんでる」
謎のオマケUFO §
「SIDが何か言っています」
「UFOセッキン、UFOセッキン」
「あ、プレノアだ!」