「今回のベストは、横向きに描いてあるアマノミハシラ」
「なんで?」
「向きが90度違うことで、高い塔を見上げた時の酩酊観が出ている」
「そこが良い訳だね?」
「そもそも横長見開きの雑紙の誌面で、縦に描いてもすぐ切れちゃうよ」
「なるほど。じゃあ年齢不詳の男、一空はどうなんだよ」
「おいらもあの身体が欲しいっす」
「ひ~」
「今回の主題はキリヱだが」
「そうだキリヱについて感想を語れ」
「二重人格的に振る舞うのはやはり長谷川千雨的だね、って言うと思ったか? 残念でした。そこは重視してない」
「ひ~」
「キリヱに踏まれたいと思った男はかなり多いのじゃないか?」
「えー」
「でも靴じゃ無くて素足でね」
「ひ~」
「幼女、ミニスカ、ふみふみ」
「フェチ野郎」
「幼女に踏まれたい、という欲望を露わにするヤツらは実在するし、実際に幼女は情け容赦なく踏んでくるぞ」
「いいのかそれで」
「いいわけないだろ」