Written By: 川俣 晶
「電車の中でふっと気になった。変電所っぽい!」
「どこの電車?」
「まあるい緑の山手線」
「それで?」
「やはり変電所だった。西武新宿変電所」
「へー」
「ぜひ見に行かないと」
「まさか自転車を漕いで行くのか?」
「そのつもりさっ!」
「なんでそのことにこだわる?」
「暗くなってからだけど、その場所の目の前を歩いたことがあるはずだからさ!」
「暗いと気付かないってことだね」