感想・映画「首都消失」

「小松左京原作だね」

「だがしかし。舛田利雄監督作品でもあったのだ!」

「えー」

「舛田利雄監督作品も、もっとちゃんといろいろみないとなあと思っていたのでラッキー」

「それで感想は?」

「前半は文句なく面白い。東京都杉並区出た!　本物バートルだ!　ええっかこしいの東京もんがまとめて壊滅する関西人が喜ぶ関西魂もあるぞ」

「こらこら、東京生まれの東京育ちの君が言うな」

「えへへ」

「前半はというが、後半はどうなんだよ」

「まあ、何となくグダグダになって行くというか。原因が良く分からない謎の現象が原理の良く分からない人類のメカで解消するというか。感情移入も難しい展開になってしまうのだな」

「そこは残念?」

「残念ではあるが、東京もんが全員死んでハッピーエンドってワケにも行かないだろう」

「ひ～」