「突然、久しぶりにサンダーバードの音楽を聴いていたら目から鱗が落ちた」
「なんだい?」
「全く違ったムードのなのに、同じメロディーという曲が多いのだ」
「Thuderbirds ThemeとThuderbirds Theme Repriseは同じテーマだがまるでムードが違う。前者はハイテクメカ救助隊のマーチっぽいが、後者は南の島のお気楽っぽい。そして、Tracy Islandも同じメロディーなのにムードは別物。Swingingも」
「ひぃ~」
「特にSwinging。サンダーバードのテーマで入っていって途中からどんどん崩れていって違う響きになって行く。でもまたサンダーバードのテーマに戻ってくる。ヤマトでも使われている手法だ」
「つまり、なんだい?」
「ヤマトの音楽と方法論が同じ」
「でもさ。それってよくあるパターンともいえない?」
「いやいや。宮川家では正座してサンダーバードを見ていたという彬良さんの証言を加味すると、ヤマトは宮川泰によるバリー・グレイへの挑戦と言えたのではないか」
「挑戦か」
「それだけじゃない。Austoronauts in troubleの中盤が【ヤマト渦中へ】に似ているのも偶然ではあるまい。一緒に彬良さんもサンダーバードを見ていたわけだ」
「つまり、親子2代に渡るバリー・グレイへの挑戦?」
「正しいことは何も知らんぞ」
オマケ §
「彬良さんのコンサートでサンダーバードやったのを聞いたこともある。意味があるのだろう」
「なんかサンダーバードの劇場版DVDが目の前にある奴がほざいてるよ」
「いいだろ。ゼロXのテーマが好きだから」
オマケ・もう1つの感想は…… §
「トモネコさんより、チキチキバンバンの感想に意見を頂いた」
「ちょっと待て。それってヤマトともサンダーバードとも関係ないぞ」
「まあまあ。話は最後まで」
Subject: 感想・映画「チキチキバンバン」
Keyword: 【▲→トーノZERO→映画感想】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20130220150735
名前: トモネコ
本文:
お仕事に2199再放送検証お疲れ様ですm(__)m
今日、BSで「チキチキバンバン」の放送がありました。
トーノ様が感想を述べられていたので私も視ました。
歌以外完全に忘れていました。
私の記憶ではモノクロでしたが美しいカラーでした(汗)
私的には「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と「ルパン、カリ城」に大きな影響を与えたと思います。
検索で「チキチキバンバン大研究」という鋭い考察サイトを見つけました。
http://www.geocities.jp/krytone1234/chittytop.htm
007やサンダーバードとの関係、ミニカーも取り上げられています。
(よろしかったら覗いて下さい)
「というわけで、開いた口が塞がらなかった」
「なんで?」
「あらためてじっくり聞くと、サンダーバードの音楽にはスパイアクション風の音楽が多く、そこはヤマトとあまりかぶらない……と思ったのだ」
「ふーん」
「で、トモネコさん紹介のこのサイトを見ていて焦った」
http://www.geocities.jp/krytone1234/moviestudy.htmより
『サンダーバード』と言えば、今日では「スーパーメカによる人命救助」的側面ばかりが取り上げられますが、 実は「スパイ活劇」も大きな要素で、レディペネロープは女性版007なんですね。
「スパイ活劇!」
「スパイ活劇にスパイアクション風音楽、おいらの印象は間違っていなかった!」
「で、チキ・チキ・バン・バンはどうしたんだよ」
「結局、サンダーバードや007やチョコレート工場の秘密と地続きだと分かったので、何となく位置づけが見えてきた気がするよ」
「じゃあさ、なんでヤマト音楽にはスパイアクション的なムードが無いんだ?」
「そりゃもう、ヤマトにはスパイなんてまず出てこないからさ」
「出る可能性は無いのか?」
「ヤマトに潜入するイローゼとか。ちょっとそれっぽいけどカットされた」
オマケ2 §
「と思ったけど、実はヤマト1974第3話で艦内を見て回るときの音楽がちょっとスパイアクションっぽい」
「沖田艦長の艦内案内(リズムのみ4ビート)だね」
「そうだ」
「でも、こういう要素は再び出てこないね」
「1話放送後の早い時期から作品の再構成に入っていたようなので、初期案にあった要素は削られていったのだろうが、3話ではまだ残っていたのかもしれない」