「なんで見たの?」
「WW2のアメリカ潜水艦映画は全部見たい!」
「それだけかい」
「太平洋機動作戦のモデルはガトー級のUSSコーヴィナ Corvina (SS-226)の喪失らしい。この話は英語版WikiPediaのCorvinaには載っているが、日本語版のコーヴィナには見当たらなかった」
「沈むの?」
「映画では沈まない。連絡途絶するだけ」
「なんで?」
「ジョン・ウェインは無敵だから」
「理由になってない」
「潜水艦が僚艦と映画を交換するのは戦争のリアリティだろうね。交換するのはDestination Tokyo(1943)とGeorge Washington Slept Here(1942)らしい。艦内で見ているのはDestination Tokyoらしい」
「それで?」
「どっちも日本で公開されていないようで、原題を付けて検索しても出てこない」
「なんだ」
感想 §
「それで面白かった?」
「魚雷の不発がテーマになっているのはアメリカの潜水艦らしい」
「なんで?」
「ダメ魚雷は史実だから」
「そんなもの?」
「そうそう。魚雷の欠陥があったので日本人はアメリカの魚雷をなめて本気で対策しなかった。だから戦争に負けた」
「欠陥を是正したら普通に爆発するってことだね」
「そうそう」
「で、面白かった?」
「ジョン・ウェインは敵にも女にも無敵すぎるからな。そのへんは微妙だ」
「そこを除外すると?」
「特撮はチャチだが、戦争の皮膚感覚はうまく描けていたと思うよ」