「突然思い付いたイメージ」
「なんだよ」
「デスラーとズォーダーが並んで背中を丸めて屋台でうどんをすすっている」
「それで?」
「デスラーが【今なんどきだい?】という」
「おお!」
「上手い値切りのテクニックにズォーダーが目を丸くする」
「それで?」
「今度はズォーダーが【今なんどきだい?】というが値切りに失敗する」
「ああ、分かった。しぶとく生き残るしたたかなデスラーと、あっさり死んでしまうボンボンのズォーダーの違いってことだね」
「それもあるが、やはり【デスラーとズォーダーが並んで背中を丸めて屋台でうどんをすすっている】というイメージが強烈だ」
「それでどうなるんだよ」
「大帝!と目を三角に釣り上げたサーベラーが意見しに来る」
「怖い!」
「監視艦隊司令ミル、おまえもゆけ。デスラー(と大帝)を監視するだ!」
「はっ!」
「【今なんどきだい?】と言った瞬間にミルが怒る」
「なんて?」
「大帝からお預かりした大切な銭をこんなところで無駄遣いするのか!」
「ひ~」
「するとデスラーが答える。サギを成立させるには銭が必要だ。出さないわけには行かない」
「憐れ。大帝からお預かりした大切な銭が犠牲に」