「天国にいちばん近い島は、母が見たいと言ったので借りたものだ。別に自分が見たかったわけではない。ましてヤマトとの関係など一切想定していない」
「そうか。でも見たわけだね?」
「別につまらない映画って訳でも無いから」
「それで何を言いたいわけ?」
「スタッフロールで思わずずっこけた。そこにあるはずのないフネもとい名前を見たからだ」
「なんだよそれは」
「ってわけで、出渕裕という名前を発見してのけぞった」
「字が違ってるぞ。出淵裕ってなんだ」
「その程度の誤字はよくあることなのだ」
「あのさ。その上に、とりみきとか、河森正治とか、そういう他の名前があるのはスルー?」
「当面はスルーだ」
「それで画面上で出演を確認した?」
「何しろ若い頃なので、ヤマトークで見た出渕さんとは雰囲気が違うことが予想される。ただ、【もしかしたらこの人ではないか】、というレベルまではチェックした」
「ふーん。本当に出ているのか。でもさ。なぜデザイナーが出演しているわけ?」
「それはね。当時原田知世はカルト的な人気があって、業界にファンが多かったのだよ。雑紙には、けっこう原田知世賛歌が載っていたものだ」
「古い話だね」
「そうだ、1980年代の話だ」
「分かった。原田知世と共演できるならエキストラとして出たい人はいくらでもいたわけだね」
オマケ §
「白組ってなに?」
「SBヤマトのスタッフリストを見るべし」
「2199のみならずSBヤマトとの関係もあるのか」