突然気付くこと §
「あああ、分かった」
「何だよ」
「赤マニアのメルダはソ連機に乗るべきだったんだよ」
「いや、ガミラスでソ連機も無いだろう」
「緑の飛行機じゃダメだったんだよ。赤い飛行機。これで決まり」
「いいのかよ」
「赤いMig-3に乗って颯爽と登場して、鈍重なヤーボの山本を翻弄する感じで」
「意味ワカラン比喩だ」
「おおむね、赤い星の飛行機に乗ったメルダは赤い丸を描いた飛行機に乗る山本に心を許しましたとさ、という感じでいいんじゃないか?」
「ミートボールも赤か!」
「スペースダンディにもスプートニク出たしな。やはり時代はソ連だよ」
「ソ連そのものはとっくに崩壊したけどね」
オマケ §
「メルダとの交渉役は赤い矢印の古代だったからいいけど」
「それも赤か」
「赤ければ別人でもいいよな」
「もしも南部だったら……」
「森雪一筋の南部だからなあ。あまり恋愛は進展しないだろう」
「じゃあアナライザーだったら」
「めくるスカートが無いのであまり興味を持たないかもしれないし、お尻を触ろうとするかもしれない」
「報復でアナライザー解体」
「誰がコントロール機雷を解体するんだ!」
「コントロール機雷は2199に出てこないから大丈夫」