「テレビに出ていたので調べて見るとWebサイトがあったよ、烏山南方の吉実園」
「個人宅では無いってことだね」
「広大な土地を持っていて、いろいろ事業をしている相手だと見た」
「それで?」
「実際に行ってみようと思って行ってきた」
「なぜ行こうと思ったの?」
「広義の烏山だから!」
「そんな理由かい。行った感想は?」
「確かにニワトリを飼っていた。テレビの内容だとブタもいるはずだが、それは分からなかった」
「ふーん。他には?」
「最重要のポイント。実は屋敷神があった。少なくとも朱塗りの鳥居が離れた場所に2つあった。それで全部かは分からない。1つは完全に道路に面したところにあって、稲荷の社がある。もう1つは、門の奥にちらりと見えるだけで詳細不明」
「なるほど。満足?」
「そうだな。吉実園を見たところで自己満足に過ぎないが鳥居があれば話は別だ」
「屋敷神ハンターの血が騒ぐわけだね」
「そうだ」
「でも、それだって自己満足だよね」
「うむ。そうとも言う」
「ぎゃふん」
感想 §
「広い。ともかく広い。やっとおわったと思ったら実は表通り沿いに住宅が並んでいるだけで奧にまだ続いていた。とても世田谷とは思えない」
「それは凄いね」
「驚異の世界だ」