2014年09月03日
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成宗城の研究・その名は矢倉台城!?

Written By: 川俣 晶連絡先

「今日は雨が降っていないので、ちょっと成宗城の跡地を見てきて、そのまま近くの杉並中央図書館で史料が無いか質問してみた」

「どうなった?」

「実はスタッフを3人も煩わせる大事になってしまった」

「有意義なことは分かったかい?」

「いろいろ分かったぞ」

  • ついうっかり【せいそう】と読んでいたが【むねなり】だ
  • ネットを調べると成宗城という名称が頻出したが、中央図書館で出てきた資料での名称は矢倉台城であった (近くに屋倉橋という橋は存在するらしい)
  • 城があったとされる場所は、共立女子大学生寮であるようだ
  • 実は前から気になっていたカギ型に荻窪に進む不思議な道は、城だと思えばよくあるカギ型の道
  • 鎌倉街道をそのまま北上すると石神井城に通じているという

「それだけ?」

「他にも気づいたぞ」

  • 近くにある謎の小商店街の意味が分かった。舌状台地の先端に矢倉台城。台地のその背後に小商店街右に行っても左に行っても下りの高台。そこに住居があったのだろう

「ポイントはなに?」

「いかなる駅にも接していない小商店街の存在意義が何となく見えてきたのが収穫だな。それから、昔から何となく違和感を感じていた場所が城址そのもので、まさに違和感がジャストミートしたという意味でも興味深い」

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