2014年11月18日
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感想・映画「さらばラバウル」

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

「これは面白い。しかも、生々しい。しかも、これほど厭戦ムード満点の戦争映画を見たことが無い」

「つまりなんだい?」

「永遠のゼロの作り物臭さが何かを明確に示している」

「この映画の要点はなんだい?」

「普通の戦争映画ではあり得ない圧倒的な厭戦ムードだ。おそらく空中戦よりプレッシャーに負けて酒場でくだを巻いてるシーンの方が長いんじゃないか?」

「本当に戦闘に爽快感が無いんだね」

「そうそう。しかも泣ける。とてもハッピーエンドとは言えない。負けて撤退していく撤退援護。しかも最後に輸送船でラバウルを離れる女性達が歌うラバウル小唄が泣ける」

「どれほど努力しても日本は負けるという中身なのだね」

「そうそう。どれほど鬼隊長が頑張っても無駄。それに気づいてしまう衝撃が凄くいい。今の日本人も、はやくそういう衝撃を経験して正気に戻って欲しいね」

「つまり、1950年代のモノクロ映画であるにも関わらず、未来時制の映画なのだね」

「そうそう。今悪のXX国を撃てとか景気の良いことを言っている連中はどうせいざ戦争になれば真っ青になる。その後の価値観を描いた映画だよ」