Subject: 宇宙戦艦ヤマトと艦隊のビジュアル論
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20141107085313
名前: めとろん
本文:
トーノ様 こんばんは。
コンビニコミック版のヤマト1974(松本零士)を読み返していたら、冒頭のメ号作戦で沖田が5倍以上の規模のガミラス艦隊に対して、「宇宙戦体形を取れ!」と指示していました。
この「宇宙戦体形」とはどのような艦隊なのでしょうか。
素人目には、いつも宇宙にいるのだから戦闘時は常にそういう艦隊になるものだと思ってしまいますが...
「一般論で言えば、艦隊の通常航行時の並び方と戦闘時の並び方は違っている。以下のページから抜き出してみよう」
- 航行序列 - 航行するための艦隊の隊形である。
- 警戒航行序列 - 要警戒地域において航行するための艦隊の隊形である。
- 戦闘序列 - 戦闘するための艦隊の隊形である。
「実際にそんなにいろいろな隊形を組み替えていたとこが分かる事例はないの?」
「サマール沖海戦が好例だな。栗田艦隊がタフィ3に遭遇したのは朝になって隊形を組み替えていた途中だった。なので、きちんとした隊列でタフィ3を攻撃できなかった」
「それだけ?」
「【トツレ】(突撃隊形ツクレ)っていうのもあるよ」
「つまりなに?」
「敵が出てくるかもしれないから警戒して進む場合の艦の並び順と、実際に敵がいて戦闘する場合の並び順は違うわけだ」
「宇宙でも違うと思う?」
「思うぞ。敵の位置がまだ分かっていない段階では全方位に注意を向ける必要がある。しかし、戦闘に入るときには敵の位置は既に分かっているはずだ」