2014年12月21日
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感想・映画「雷撃隊出動」

Written By: トーノZERO連絡先

「1944年の戦争協力映画であり、検閲を通過して公開され、本物の空母や飛行機も出てくるにも関わらず、凄く厭戦感の漂う映画だ。いいねえ」

「どんな映画なんだ」

「結局陸攻は全機敵艦隊に突っ込んで果てる。司令官は【飛行機の補充が間に合って良かったね】などと、暢気なことを言っている。非常に恐ろしい映画だよ。これを見て戦争賛成などと言えるものか」

「それは何を意味するんだよ」

「対米戦を始めてはアメリカはすぐに厭戦ムードになると楽観していたが、実際に厭戦ムードになったのは日本の方なのだろう」

「ひぇ~」

「それにしても、生々しさは今どきの戦争映画とはひと味違うね。何しろ戦争中なのだから。まさに現在進行中に出来事を映画にしている」