「面白い!」
「どこが?」
「戦車はM24チャーフィーでしょぼいが、ジープやハーフトラックなどソフトスキン大活躍」
「そこかよ」
「でもね。それは前半」
「後半は?」
「ほとんどヤマト2199」
「えー」
「検問で止められる高官の車。同胞に対する悲惨な光景。そして、僅かな兵力で橋を守る。まさに七色星団。老人とクズばかりという字幕は、老人と子供ばかりに通じる」
「ヤマト2199なのかよ」
「ヤマト2199の元ネタだろう」
「で、最後までヤマト2199っぽく終わるわけ?」
「いや。ヤマト2199のドメルの最期は綺麗事過ぎる。この映画は味方から銃殺されて終わる。ずっとこっちの方がエグイ」
「それはどういう意味だい?」
「ヤマト2199で煮えきれなかった気持ちが、この映画で完全燃焼できたよ。こっちの方がずっと出来がいい」
「ヤマト2199の方が新しいのに?」
「そう。レマゲン鉄橋の方が面白い」