「ヤマト1974第26話で真田が【冥王星で見た反射衛星砲にヒントを得て空間磁力メッキを開発した】と言っている」
「それがどうした」
「そこから逆算すると、反射衛星の反射板の動作原理は空間磁力メッキに似ていたことになる」
「なるほど。ただの鏡で反射は無理ってことだね」
「でもね。そう思うなら、あの反射衛星は波動砲も反射できたはず」
「なにっ?」
「空間磁力メッキは敵の波動砲を反射した。ならば、ヤマトは自分を狙った反射衛星に波動砲を撃てば反射されて敵の反射衛星砲本体を破壊できたはずだ」
「敵兵器の逆利用か」
「しかも、潜航できるヤマトと違って、凍った海底に設置された反射衛星砲本体は移動できないから逃げられない」
「射程は?」
「反射衛星砲の方が射程距離が短いとシュルツが明言している。反射衛星砲が届く距離なら波動砲は届く」
「反射板が閉じていたら?」
「その時は反射できないから、開くまで待つ。いや、開いただけではダメだな。反射経路が確立するまで待つ」