Written By: トーノZERO
「なぜこれを見たんだい?」
「昔の大蔵団地が出ているらしいから」
「で、何が見えた?」
「新宿西口デパート群の前は場所が良く分かった
「他には?」
「若い萩本欽一、若い坂上二郎、若い曽我町子、若い天本英世が出ていたよ」
「何年の映画だよ」
「1968年」
「ストーリー的にはどうだい?」
「自分の不始末を解消するために大作家をでっちあげる詐欺的な前半は面白かった。後半、ダミーの女の子が本物になってしまうのは話がウマ過ぎという気がするけどね」