2015年02月11日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマト total 2329 count

『宇宙戦艦ヤマトとその時代』が売れない問題を検討する

Written By: トーノZERO連絡先

「おい。大変だ。2014年10月~2015年1月の期間でへにょ冊しか売れていないぞ」

「知ってるよ」

「全期間を通してもへにょへにょ冊しか売れていないぞ」

「そうだよ」

「これなら同人誌にして、コミケにでも持って行った方が良かったんじゃないか?」

「コミケで無名の硬派の本がどれほど売れないか教えてやろうか? 特に人気ジャンルではない限り、文字ばかりの本はゴミのような部数しか売れないぞ」

「しかし、そうであってもこの部数は少なくないか?」

「そうだな。やはり少ない」

「対策会議だ」

なぜ読まれない? §

「読まれない理由はおそらく2つだろう」

「2つとは?」

  • 読み方が分からない
  • そもそも興味がない

「読み方が分からないってなに?」

「高価な機械を買わないと読めない、難しい操作を勉強しないと読めないと思っているのだろう」

「実際はどうなんだい?」

「おそらくほとんどの確率でこのページを読んでいる機械で読めるし、買ったらそのまま本棚に入る、操作は3つしか無い」

「3つの操作とは?」

「1)本棚から本を選ぶ。2)ページをめくる。3)行きすぎたらページを戻す」

「本当に3つの操作だけでできそうだね」

「しかし、本当に恐いのは第2の理由だ」

「なぜ恐いの?」

「この本の主題は、ヤマトという作品が生まれる時代背景の考察にあるわけだが、今そこに宇宙戦艦ヤマトという作品がある以上、背景になんか興味無いと言われるともう何もアピールするものが無いよ」

「でもさ。このブログにも書いていないとっておきの話が詰まっているんだろう?」

「そう。でも読まれなければ何の意味も無い」

「分かった。みんな、『宇宙戦艦ヤマトとその時代』を読んでくれよ。そうしないと、作者が死ぬから」

「死なないよ。こんな安い本が売れても売れなくても、収入に大差ないんだよ」

「そうだ。安いんだ。トーノ応援団の諸君には、1人1冊誰かに売ってくることを期待する」

「そんな応援団無いよ」

当て外れ? §

「2014年8月に出したのは、一応、劇場版2本が公開される2014年秋から冬にかけての状況を当て込んでのことだが、その期待は外れたと言って良いな。ヤマトブームは再熱しなかった。世間のヤマトへの注目度が上がった感じは一切受けなかった」

「露出は多かったじゃないか」

「露出は金で買えるが、その結果として世間が動くかは別の問題だ」

「誤算はそれだけ?」

「いや。熱心なファンは、方舟を支えることにだけ熱心で、もう他のものなど目に入っていないよ。今や、昭和ヤマトは溶けてなくなった。かといって、復活篇やSBヤマトへの支持はあまり無い。ヤマト2199ファン、方舟ファンがヤマトファンとニアリーイコールになっているのだ」

「昭和ヤマトをいくら語っても、もう彼らの心は動かないわけだね」

「そう。でも自分はあくまで昭和ヤマトがメインだ」

「自分に影響を与えたものの正体を知りたいだけなのだね」

「かくして、完全にヤマトファンの潮流に逆らうが、別に関係ない」

「なんで、そこまで断言できるんだよ」

「かつて、ヤマトと言った瞬間、ガンダムという潮流に逆らっていたのと同じだからさ」

「ぎゃふん」

「どこまで行っても、自分の立ち位置は同じらしいな。あらゆるヤマトがヤマト2199爆弾に汚染されようともわしは絶望せん」

「そして今日もさらば宇宙戦艦ヤマトの潜空艦を研究するわけだね?」

「そうだ、話題の公開は遅れているがいろいろと発見があるぞ」

「たかが潜空艦に?」

「そうだ。その潜空艦に多くの発見があるのだ」

「その心は?」

「メカデザイナー人気は生き延びることができるか?」

「は?」

「君は、さらばメカの涙を見る」

「は?」

「さらばメカの修羅場が見れるぜ!」

「いいかげんにしなさい」

宇宙戦艦ヤマト

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