「FF13-2を安売りしていて勝ってしまったので、その前にFF13を片付けようと思って始めてしまった」
「それで?」
「今は第10章。バルトアンデルスは難物だと思ったらシド・レインズも難敵だったのでメモ」
バルトアンデルス攻略 §
「このへんを見ながら攻略」
「ポイントはなんだい?」
「ライブラスコープの利用で、敵全体のライブラを一気に完了し、1つ1つの補助ユニットを迅速に撃破していくこと。アタッカー+ブラスター+ヒーラーで十分」
「本体が残ったら?」
「デストルドーを撃ちそうになったらアタッカー+ブラスター+ブラスターで総攻撃。その危機が去ったら回復。これで勝てた」
「感想は?」
「最初は勝てるか分からなかったが、適切な攻略を行うと割とあっさり勝てた」
シド・レインズの攻略 §
「バルトアンデルス級の難敵はそうそういないだろうと思ったらシド・レインズがまた難敵で参った」
「どこが恐い?」
「変身した後、ガード後に来る大技でライトニングが死んでしまう。操作キャラなのでそこでおしまい」
「対策は?」
「温存したCPを注ぎ込んで、HPを増加させる要素をできるだけ取得した」
「それで?」
「それだけ」
「まさか」
「強いて言えば、ヒーラーが多めのオプティマを編成して乗り切った」
「後は耐えるだけ?」
「ブレイクするまではひたすら壊滅しないようにして耐えるだけだ」
「他には?」
「そうそう。JAMMERは役立った。シド・レインズはいろいろな状態異常が掛かるので、ガンガン状態異常を仕掛けていくと戦闘が有利になる」
FF13って §
「FF13って良く出来ているのだが、1つだけ間違いを見つけた」
「それは何だよ」
「よく作りすぎた。クライシス1983論と同じで、客が受容できる水準を超えてしまうとそれは受容されない」
「それまでは品質を上げることが人気上昇だったはずなのに、急に人気を失う要因になるラインがあるわけだね」
「だが誰もそこにラインがあるとは指摘しない。ラインは目に見えない。状況によっても変化する」
「FF13は踏み越えてしまったタイトルなのだね」
「そうだな」
「具体的にどこが悪いの?」
「復讐したい相手とパーティープレイするような鬱展開が続出。まるで未帰還者続出と言われるギャラクティカ終盤の展開に匹敵する酷い話が続いたりな。でも最終的に、そこをうむやにしてみんな結集する」
「うやむやかよ」
「そこがいいんだよ。そう簡単に感情は割り切れない」
「ひ~」
「そういうストーリーなら行動の自由は制限されて当然。出合うはずのないキャラが出合ってしまうと、いろいろ不都合が起きる。その代わり、成長システムや戦闘システムの自由度は高い。高いのだが、そこを見ないで移動の自由にだけ文句を言い続けるという類型もあるような感じだ」
「ひ~」
「あとは、ファルシとか、ルシとか、使命とか、独自の用語が多いことも分かりにくさを産んでいるのかもしれないが、実は余り複雑なことは言っていない。要するに社会の歯車になって働いても、大した未来は期待できない現実の反映に過ぎない」
「良いストーリーなんだね?」
「そうそう。明るく可愛いヴァニラちゃんが諸悪の根源だったり。こういうのが奥行きのある良いストーリーなんだけど、取りあえず悪者を倒せば良いようなアニメばっかり見ている【心の栄養】が足りていないオタク連中には手が届かない。どれだけ良い話をやっても最初から見えていないので、それは否定的要素にすぐ化ける」
「どんなに美味しいご馳走も、そこにあると気づかない限り無いのと同じってことだね」
「むしろ邪魔な障害物として認識されてしまう」
「じゃあ君はどう思ってFF13やってる?」
「ストーリーは適度に人間らしいし、戦闘はシステムを理解して攻略を考えないと進まないから、けっこう面白いよ」