「古代と雪の関係は実はおかしい」
「どこが?」
「本人達はバカップルなのに、なかなか結婚しないし、しかも結婚後の生活も上手く行っていない」
「それで?」
「実は、2人の関係に影響を与えている第3者がいるのではないかと思えてきた」
「それは?」
「雪の両親」
「根拠は?」
「ヤマト1974の通信で泣き出す母親。見合い写真を用意しているのは本音ではない。本当は雪を手放したくないと言って泣く」
「地球の危機が無ければ、雪を手放したくないのが本音ってことだね」
「そうだ。ということは当然古代と関係にも影響する」
「古代にはあげたくないわけだね」
「しかも、古代の側には両親も肉親もいない。防波堤が誰もいないんだ」
「みなしご古代は、最初から敗色濃厚だな」
「というわけで、輸送船に乗って地球を離れてしまうのさ」