「いろいろな意味で面白かった」
「どんな感じ?」
「片岡知恵蔵の多羅尾坂内の影響を受けたキューティーハニーに出現により、より大人向けの女多羅尾坂内のニーズが発生してこの映画は成立したのだろう。しかし、それが多羅尾坂内に回帰して、小林旭の多羅尾坂内に繋がっていく。そして、小林旭の多羅尾坂内はカリオストロの城に影響を与えていく。壮大な映画ドラマだよ」
「なんてこった」
「あとね。復讐ヒーローというコンセプトは快傑ズバットにも影響を与えているかもしれない」
「ズバットに似ている?」
「似ていない。多羅尾坂内とキューティーハニーに似ている」
「なるほど」
「獣の皮をかぶった毛むくじゃらの敵とかね。パンサーゾラみたいだよ」
「これで納得した?」
「いや、片岡知恵蔵の多羅尾坂内をまだ見てないのだ。あれも一度は見たいよなあ」
「贅沢な奴め」
オマケ §
「で、主演が志穂美悦子。エメラリーダさま~!」
オマケ2 §
「ドカベンの夏子はんがマッハ文朱だったが、同じ鈴木則文監督のこの映画にも出演している。マッハ文朱好きだね~」