「なぜ、これを見たの?」
「単に新作リストにこれがあったから」
「それだけかい」
「なので、シリーズものの最終作とは知らずに借りたよ」
「いいのかよ、いきなり最終作で」
「それでいいのが映画というものだ。ちゃんと理解できて面白かった」
「じゃあ、感想は?」
「不思議な映画だねえ。あり得ない面子が一緒に冒険する。場面の大半が博物館内だし」
「退屈はしなかったわけだね」
「そうだな。助っ人だと思ったランスロットが、途中で最悪の敵になる展開は面白かったな。なんで石版を聖杯と思い込むかな」
「聖杯ってなに?」