2015年12月17日
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続・ヤマト1974第2話で沈む大和に敬礼するパイロットの乗機は何か?

Written By: トーノZERO連絡先

Subject: ヤマト1974第2話で沈む大和に敬礼するパイロットの乗機は何か?

Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】

URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20151215101121

名前: トモネコ

本文:

トーノ様、お疲れ様です。

私もDVDを見直して、調べてみましたがストーリー上では前カットのアベンジャーで良いと思います。

確かに照準器の感じはF-6-Fのようですがこの場面で機種がはっきりと確認出来るのはアベンジャーとヘルダイバーのみです。

(実史ではF-6-Fはいた筈ですが..)

少し調べましたが、ヘルダイバーには翼内に201ミリ機銃を装備しているので照準器が装備されている筈です。

模型で見ると装備されているような写真も

http://homepage2.nifty.com/yamagiwa/reciprocal-1/SB2C-4.htm

作画の際に写真等の資料を参考にしている筈なので、参考元の機体が正解だと思います。

当時としては物凄く頑張った仕事ですが今の目で見る考証にはキビシイと思います。

垂直尾翼の赤・白のストライプマーキングも珊瑚海開戦のころまでの識別塗装だったと思います。

しかし、改めて米軍機についての私の知識の無さに愕然としました..

日・独しか知識が無かったです(T_T)

「はい。ネットでいろいろ検索して照準機を研究しました」

「それで?」

「ここに良いサイトがあった」

「それで?」

「SB2Cが使用したのはMk-8 Model 8と判明。そして、F4FやF6Fと基本的に同じものと分かった。若干のバリエーションはあるようだが、似ているのはこのMk-8 Model 8」

「なるほど」

「SB2Cの資料は持ってないが、F4Fならオレのターンだ。エアロディテール22グラマンF4Fワイルドキャットという各部詳細の写真集を出して来て照準機を見た。ところが!」

「ところがなんだい?」

「ガラスが丸いんだよ。でもヤマト1974の照準機は角張っている」

ヤマト1974

Subject: ヤマト1974第2話で沈む大和に敬礼するパイロットの乗機は何か?

Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】

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名前: トモネコ

本文:

大和の最後の海戦シーンで何か情報がないかとDVD-BOX(庵野プラモ付き版)の解説書を読んでみましたが、艦載機の判明に繋がる記述はありませんでした。

(以下抜粋)

 大和と米国戦闘爆撃機の攻防回想シーンは、

 友永和秀氏と金田伊功氏原画の傑作場面で

 あった。このシーンの参考に、映画「空軍戦略」が

 鑑賞されたという。

SWのEpⅣのデススター戦の戦闘機の動きの参考にも「空軍大戦略」は使われたそうです。

他には「633爆撃隊」の影響も大です。

「実は重要なヒントがここにあった」

「というと?」

「空軍大戦略は一応ドイツ機も本物(スペインのものではあるが)」

「それで?」

「ドイツ機だとすると、興味深いことが分かる。松本氏はRevi C/12Dを持っているのだよ」

「まさか」

「Revi C/12Dのガラスは角張っているのではないかと思って調べたら当たりだった。角張っている」

「つまりなんだい?」

「この敬礼カット。機体はSB2C(ヘルダイバー)をイメージして描いているのだろうと思われるが、照準機に関してのみは空軍大戦略と松本氏所有のRevi C/12Dを参考に描かれているため、アメリカ機らしくない形状で描かれている……という仮説を思い付いた。実は照準機が明瞭に分かる飛行機の写真は少ないのだ」

「それが結論?」

「いや、もっと詳しいマニアがいるはずだ。異論反論はどんどん来てくれ」

宇宙戦艦ヤマト

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