2016年01月28日
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AzureのVMでftpサーバーを作成する方法

Written By: 川俣 晶連絡先

「いろいろあったのでメモする」

「なんだい?」

「AzureのVMでftpサーバーを作成する方法」

「OSはどれ?」

「たぶんどれでも同じ」

「ポイントはなんだい?」

「Azureはアーキテクチャ的にエンドポイントを明示しないと通信できないが、ftpは複数のポートを使用する点だ」

「それだけ?」

「そこまでは調べればすぐ分かる。本当に恐いのは、いったい何ポート用意すれば足りるかだ」

前段階 §

「このやり方を説明したページはネット上にも多いので、それを参考にして頂きたい。前段階はこうだ」

  1. 何らかの方法でftpサーバーの機能をインストールする
  2. パッシブftpとして動作させる
  3. その際、後述のポート範囲とVIPのアドレスを指定する
  4. 必要ならそのサーバ自身のファイアウォールで、指定ポートを開く
  5. ポート21と指定したポート範囲をAzureのPortalから、その仮想マシンのエンドポイントとして追加する

「それだけなら簡単そうに見えるけど?」

「問題は、エンドポイントの指定が1ポート単位であること。100個とか1000個の範囲を指定するのは無理。ならば何ポートあれば足りるのか?」

「何ポートあればいいの?」

「それは環境次第なので何とも言えない。並列転送するなら、どんどん消費する」

「君のチョイスは?」

「5ポート開ければ、WinSCPのftpクライアントに機能には十分だった。いろいろ調べたネット上の事例を調べると最小のポート範囲を選択したものも5ポートだった。しかし、ソフトによってはもっと欲しいかもしれない」

オマケ §

「強いて何かを付け足したい表情だけど?」

「日本語にはろくな情報が無く、英語の情報を漁ったよ」

「いつものことだね」