2016年03月15日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマト total 1738 count

コスモタイガー三座タイプの操縦員以外の席は誰のためのものか?

Written By: トーノZERO連絡先

「計算するとおかしなことになる」

「というと?」

「ヤマトの全乗員はせいぜい百数十人」

「なぜヤマト2199を無視するの?」

「さらば宇宙戦艦ヤマトはヤマト2199の続編では無いからだ」

「ぎゃふん」

「というわけで、さらば宇宙戦艦ヤマトでのコスモタイガーの搭載数は40機ぐらいと想定しよう。半数が単座で残りが三座だ」

「それで?」

「搭乗員は、単座が1名。三座が3名。単座が20機×1人で20人。三座が20機×3人で60人。合計80人だ」

「乗組員の半数以上が搭乗員になってしまうぞ」

「でも、それはあり得ない」

「そうだね」

「そこで考えた」

「何を?」

「三座タイプであっても通常の搭乗員は1名。残りの2席は通常空席」

「じゃあ、その空席は何のためだよ」

「少人数でも輸送する意味がある誰か。戦闘が発生しうる最前線で意味がある誰かが、臨時で乗り組むのだろう」

「それはいったい?」

「空間騎兵隊ではないだろうか。敵前強行上陸で破壊活動を行う一騎当千の海兵達」

「つまり、都市帝国への強行着陸と戦闘は全く予定通りの三座タイプの使い方であったと?」

「そうだ。唯一の相違は、古代や真田も空間騎兵隊に同行したことだろう」

「つまり【オレも行くぜ】と斉藤が名乗りを上げるのは、それが空間騎兵隊の任務だからだね?」

「そういうことになる」

更に進む推理 §

「とすると、実はもう1つ面白いことに気づく」

「それはなんだい?」

「コスモタイガー三座タイプと空間騎兵隊はセットになって最大の力を発揮する。なぜ反乱行動中のヤマトにその2つが揃ったのだろうか?」

「空間騎兵隊は藤堂の差し金だよね」

「じつはコスモタイガー三座タイプもそうではないか。そもそも、コスモタイガー全機が、藤堂の差し金でヤマトに合流したのではないか」

もっと進む推理 §

「そうすると、実は月面基地そのものに藤堂の息が掛かっていて、コスモタイガーの出撃を誰も止めなかった可能性がある」

「でも【どえらい騒ぎなんだろう?】」

「そう。その【どえらい騒ぎなんだろう?】の意味がもしかしたら違うのかも知れない」

「まさか」

「実は月面基地で藤堂派と防衛会議派で派手な抗争が起きていて、藤堂派が勝ったた可能性もある」

「そうするとどうなの?」

「加藤達の合流が遅れる。本来はヤマト出発に間に合うはずだったが、結局あとから合流する形になってしまった」

テレザート上陸作戦の問題 §

「テレザートに上陸するとき、空間騎兵隊は三座タイプには乗っていないよ」

「うん。あの時点で地上には敵がいなかった。敵前強行上陸にはなっていないので、特にコスモタイガーで運ぶ意味は無かったのだろう」

「ザバイバルが出てくるのは上陸後だってことだね」

「そうだ」

「なぜ多弾頭砲を頼んだの?」

「コスモタイガーの火力では戦車には対抗できないと思ったのではないか」

「都市帝国には対抗できたの?」

「都市帝国の【内部】には対抗できた。【内部】にはあまり大きな武装は無かったからな」

宇宙戦艦ヤマト

同人小説(PDF形式、無料ダウンロード可能) §

小説推理サイボーグシリーズ (PDF形式、無料ダウンロード可能) §