2016年05月09日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマト total 1535 count

続・アンドロメダの軸線問題

Written By: トーノZERO連絡先

Subject: アンドロメダの軸線問題

Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→宇宙戦艦ヤマト】

URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20160507085639

名前: 禅芝zenseava

本文:

軸線の話は、私も主力戦艦で確認したことがありますが、合っていません。アンドロメダの前方からのパースの設定画も同様で波動砲口が軸線のちょっと上にあります。

たぶんこれは意図的なものかもしれません。

私も艦艇を描くときには軸線に注意して描きますが、ときには外すことがあります。

たとえばYAGANEは艦首砲が少し軸線の下にあります。

力学的には間違いですが、その方がカッコイイからです。もし現実の宇宙艦艇の設計でしたら間違いですが、キャラクターとしての宇宙艦艇のデザインではカッコイイことを優先するのは間違いではありません。

ヤマトの波動砲口があの位置についていることに文句をいう人はあまりいないですよね。

出淵さんもアリゾナをデザインしたとき意図的にああしたデザインをしたのかもしれませんね。

あともうひとつ、前々から言っていますが宮武さんの描く側面図はあまり信用しないほうが幸せだと思います。

彼の頭の中ではパーススケッチと側面図は一致しているのでしょうが、パーススケッチのみを信用して立体化しないと、思っている立体にならないことのほうが多いと思います。

これは私自身のデザインにも言えることなんですけれどね。

パーススケッチでは嘘をついてまでカッコよく見えることを優先してしまいますから。

「おっと。これはピンチだ!」

「どこがピンチなんだ?」

「軸線というものを、おいらは意識したことがない。メカデザインの真似事をした時も意識したことがない」

「どうして?」

「実際に存在する戦艦は、主砲の軸線と推進器の軸線が一致していないからだ。そもそも方向を自由に向けられる時点で【一致】という概念はあり得ない」

「それはショックカノンの場合であって、波動砲は別なのでは?」

「巨大な砲を1門だけ積んだ軍艦も実際に存在するが、その場合でもやはり主砲の軸線と推進器の軸線は一致していないのだよ」

「君はどう思うんだい?」

「重力アンカーで衝撃を吸収している限り、砲がどこにあろうと、どんな向きであろうと関係はないのだと思う。別にメインエンジンの推力で反動を相殺しているわけではないからね」

「それは格好いい場所に波動砲があって良いってことかい?」

「格好いい場所に波動砲を付ける免罪符として重力アンカーがあるのだろう。それが無いと、ヤマトはデザイン的に破綻する」

オマケ §

「しかし、どこから切っても最終的に宮武さんの名前に行き着くのか」

「宮武設定画を踏み越えて、宮武内面世界にまで行かないと真実は見えてこないのだね」

「真実はいつも1つ……だといいなあ」

宇宙戦艦ヤマト

同人小説(PDF形式、無料ダウンロード可能) §

小説推理サイボーグシリーズ (PDF形式、無料ダウンロード可能) §