2016年05月09日
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感想・映画「脳内ポイズンベリー」

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

「開いた口が塞がらない」

「なんで?」

「面白い。やはり映画は見るまで分からない。そして、基本アイデアがインサイドヘッドと同じなのだが、話としてはまるで別物でどちらがどちらの影響を受けているのかまるで分からない。まあ原作は2010年だから、原作の影響というのはあり得るが」

「偶然似たようなことをやってしまった可能性もあるわけだね」

「しかし、おそらく先行する作品が何かあるはずだ。脳内会議ものだな」

「それが分かれば面白い?」

「そう思う」

「だけど、そういう話は別としても面白い?」

「そうだ。インサイドヘッドは成長を扱っているが、この映画は恋愛を扱っている。恋愛の始まりから次の恋愛の始まりまでを描く。そこが辛辣で良い」

「なるほど」

「それから議長が格好いい。最後に謎の女に【おまえは必要ない】と言い切って帰らせる態度の潔さ」

「そうか。そういう心の強さを獲得する映画でもあるわけだね」

「それから、ジョイもとい石橋が途中で眠りについてしまうのも良かったねえ。辛辣で」

「喜び担当の者が眠ってしまった人間の人生が楽しいわけが無いのだね」

「ともかく恋愛の始まりから破局までを描く辛辣さが良かった。屈折した三角関係を描く痛みも良かった」