2016年06月08日
川俣晶の縁側歴史と文化下高井戸周辺史雑記 total 1727 count

続々・西武新宿線はいかにして新宿駅に乗り入れようとしたのか?

Written By: 川俣 晶連絡先

「よろしい。実際に新宿ステーションビルもといルミネエストに行ってきて実際に見た結果をまとめよう」

「何か発見はあった?」

「いろいろあったぞ」

  • 1階の天井は高い。2階の天井は低い。その上の他の階は特に高くも低くもなかった
  • 1階と2階を貫通する吹き抜けもある
  • このビルから北東方向に突き出す方向に意味ありげな土地が残っていて工事中だった。この土地の延長線上に、新宿プリンス(西武新宿駅)がよく見えた
  • 地下1階のベルグには、少なくとも店外から2本の不相応な太い柱が見えた
  • 地下2階まで降りると、やはりBEAMSという店の中に柱が見えた

「つまりなんだい?」

「新宿ステーションビル(ルミネエスト)の2階は天井が高い、という情報は誤りと思って良いだろう。実際に天井が高いのは1階だったし、吹き抜け部分は2階の床がないのでそこに線路もホームも設置できない」

「なんてことだ」

「高架部分の基礎と思われる柱は、近い2階まで貫通していると思われるので、これは重量を支えるための本物の基礎と思って良いだろう」

「丸ノ内線の上の地下道には何かあった?」

「特には無かったがここには何も無いと思うよ」

「なんで?」

「そこに柱を通したら丸ノ内線とぶつかる」

「ぎゃふん」

「このビルの2階に駅スペースがあると言う説は完全に誤りと思って良いだろう」

下高井戸周辺史雑記