「なるほどねー。良く分かった」
「良く分かったとは?」
「ネギま!のネギパーティーの最大の弱点は何だと思う?」
「目覚めてしまえば最強パーティーじゃないか。しかも、クウネル、ラカンが参加すれば敵はない」
「そうだ。敵はない。無理に作れば強さのインフレになるだけだ」
「敵が無いのが最大の弱点なのか!」
「そうだ。目覚める物語は物語として成立するが、目覚めてしまうと物語が力を失ってしまう。この矛盾を解消する最良の方法は何か」
「なんだい?」
「彼らが敵になれば良いのだよ」
「なんてことだ」
「それともう一つ」
「まだあるの?」
「爺さんと孫が一人の女性を奪い合う。スケールの大きいフィクションだ」