「古い未公開原稿の公開シリーズ」
「ひゅーひゅー」
本編 §
「映画にとって始まりはとても大事」
「なぜ?」
「そこで観客の心を掴まないと最後まで見てくれないから」
- ヤマト1977 ナレーションで説明的になりすぎ
- さらば 本編と少し離れてしまっている
- 永遠に スピード感があって格好いいが、インパクトに欠ける
- 完結編 いきなり大スペクタクルから入るのは良い
- 復活篇 見知らぬ敵から攻撃される唐突感がある
- 追憶 冥王星攻略への出撃から入るのは上手い
- 方舟 いきなり敗残負傷兵を見せるのは下手
「つまり君としてはどうなんだ?」
「全体的にどうなのかは別として、始まり方だけに着目すれば、完結編が最も上手いと思う。次点は追憶の航海。復活篇は戦闘が開始される唐突感を除外すれば悪くはない」
「永遠には?」
「格好いいんだけどね。何が起きているのかが分かりにくいのだよ。単に光が飛び交っているだけで」
「方舟は? いきなり敗残負傷兵を見せるのはNGなの?」
「NGとも言い切れない。そこを起点に物語りをスタートさせることもできるが、方舟の場合、ほとんど物語と関係ない話をやってるだけだからなあ」
「本当ならコスモリバースを守らねばならないのに、ガミラスの女子供を守って斉藤と土方の気持ちは置き去りなら、あの始まり方は無いってことだね」