2016年07月29日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマト total 734 count

続々々・ヤマト映画の始まり方の研究

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

「復活篇の唐突感の問題を検討したが、そこから派生してもっと別の問題も出てきた」

「ヤマト2199も、未知の相手を知るチャンスがあったのに、いきなり攻撃してそのチャンスを棒に振って滅びに瀕した間抜け感のある地球だって話?」

「いやいた。そこは【映画の始まり】ではなかろう」

「じゃあなに?」

「ヤマトよ永遠に。あれも実はあまり良くない」

「というと?」

「実は、地球側は暗黒星団帝国の存在を事前に知っていたのだよ。その上、暗黒星団帝国と往復可能なエンジンの技術も既にあった」

「つまり、全く予想外の奇襲はあり得ないわけだね?」

「そうだ。あれは完全に担当者がボンクラ。明らかに予測できる脅威に対策を打っていなかったからあっさり占領された」

「具体的にはどんなことが可能だった?」

「デスラー砲が効かなかったゴルバには波動砲も効かないだろうから、別の切り札が必要だ。しかし、実際には波動砲以下の波動カートリッジ弾ぐらいしか用意されていなかった」

「なるほど【もし突然敵が攻めてきたら】という嘘くさい美文の背後にある悪夢の世界だね」

「そうそう。ヤマトよ永遠にが持つ悪夢の世界。外交官僚が仕事をせずにあっさり地球占領を許す悪夢の世界」

「結局、外交官僚が仕事をせず、あっさりと移民船団壊滅を許す復活篇と同じなのだね」

オマケ §

「更に言えばヤマトIIIも同じことだねえ。大勢力が大戦争をしているのに、まるでそれに対する知識がないまま第2の地球探しの宇宙艦を送り出してあっさりと撃沈されている」

「ひぃ~」

「ヤマト世界は間抜けな外交官僚の宝庫かもしれない」

「じゃあ君の結論は?」

「外交官僚が間抜けだから地球の危機が発生して宇宙戦艦ヤマトの出番ができる。そういう意味で、物語の構成上間抜けの方が良いのだろう」

「なんてことだ」

「現実の世界で同じような間抜けがいれば給料泥棒だからな」

さらばオマケ §

「さらば宇宙戦艦ヤマトになると、明確な孤立主義が見て取れる。宇宙の危機にも対処しないというポリシーが明確だ。しかも準備はしている」

「突然白色彗星が来ても対抗手段があるわけだね」

「一蹴されてしまったけどな。少なくとも役人が仕事をしていない……とまでは言えない」

オマケ完結編 §

「そういう意味で、ヤマト完結編の始まり方が良かったわけだね?」

「そうだ。宇宙の異変を予め察知してヤマトを派遣するぐらいの知恵は見せた」

「ワープでいきなり偶然ディンギルに行ってしまうあたりから、行きすぎたご都合主義が始まるわけだね」

「それより手前は別に悪くなかったよ」

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