「感想は主に二つ」
「どんな二つだい?」
「一つは、すげえ面白いこと。ぜんぜん退屈しなかった」
「ふむふう。もう一つは?」
「邦題が全く意味不明。原題はMomentum。原題と何も関係無いタイトルで、しかもアレックスは諜報員じゃないので、タイトルに引っ張られると映画をミスリードしてしまう。映画の敵になるような邦題」
「なんてこった」
「昔は凄腕のCIAだったみたいだけどねえ。今は単なる泥棒だし」
「話はそれでおしまいかい?」
「結局さ。ネットの悪評は当てにならないという好例がまた一つあった」
「ネットの低評価は何かが見られるサインなのだね」